こうだ邦子 活動日記 

参議院議員としての
日々の活動をご報告します。

厚生労働委員会での一般質疑

2013年03月22日 22時45分16秒 | Weblog
昨日、厚生労働委員会が開かれ一般質疑を行いました。
これまで総務委員会に所属していましたが、みんなの党会派
所属に伴い、あらたに厚生労働委員会の委員となりました。
厚生労働委員会では、2009年3月に雇用保険の対象者を拡大
する法改正の質疑を委員差し替えで60分行ったことが1回と、
同年4月に年金記録回復促進法案という民主党の議員立法の法案
提出者として答弁に立ったことが1度ありますが、正式に所属
するのは今回が初めてです。

20分の質疑時間で、有期労働などの非正規雇用についてと、
建設業退職金共済制度について質問しました。

非正規雇用の問題については、4月から施行される有期労働契約
の無期労働契約転換について、制度の運用次第ではかえって
雇い止めを増発する懸念があることを指摘しました。
有期労働契約で5年を超える場合、労働者からの申し入れが
あった場合は、無期雇用に転換しなければならない制度が
導入されるわけですが、企業側が無期雇用転換を抑制的に
したい場合は、労働契約上、契約は5年満期であることを
盛り込めばよいわけです。実際、私自身が契約社員として
働いていた時も同様でしたが、このような労働契約はめずらしく
はありません。使用者側が法改正の趣旨を踏まえた行動を
取るよう、厚生労働省において監視をすることを要請しました。

また、今回の法改正では、5年超の有期労働者が無期労働に
なるだけであって、正社員と同じ待遇が保障されるわけでは
ありません。このことに関連して、同一の職務については
同一の賃金となるよう、職務給を設定することが非正規雇用
の問題の解消であることを述べ、大臣の見解を質しました。
契約社員、派遣労働、パートタイム等々、働き方の多様性
はあってしかるべきです。問題なのは、無期直接雇用という
正規雇用者とそうでない働き方の労働者が適正に公正に
職務評価がなされておらず、賃金に違いが生じていること
にあります。

別の機会にも議論を深めていきたいと考えています。


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