こうだ邦子 活動日記 

参議院議員としての
日々の活動をご報告します。

本日、閉会なり。

2008年01月15日 20時59分15秒 | Weblog
本日、臨時国会が閉会された。
私にとっては初めての本格的国会だったため、全てが新しいこと
ばかりだったが、そもそもこの臨時国会は、例年の国会に比べて、
異例のこと、初めてのことが多い国会だった。

●与党の審議拒否
この臨時国会で民主党は、14本の議員立法を衆議院ではなく、
民主党が第一党となった参議院に提出した。
14法案のうち6本が審議・採決され全て可決、衆議院に送付された。

しかし、その後の衆議院で採決されたのは、6本のうち2本のみ。
残りの4本はほとんど審議されないまま通常国会に持ち越しとなった。
私も参院選で訴えさせて頂いた「年金保険料流用禁止法案」や
「農業者個別所得補償法案」は衆議院で「与党の審議拒否」に
あっていたのだ。

与党にとっては給油新法を通すための会期再延長だったようだが、
それ以外の法案も審議する時間は充分にあったはずだ。
この臨時国会では、野党のオハコかと思っていた「審議拒否」も
与野党逆転現象を起こした。

●ねじれの功名
昨年12月に「放送法改正案」について本会議で代表質問させて頂いたが、
この改正案は、放送の自由・報道の自由に対して政治介入を強化する
政府原案に対し、民主党の修正案がほぼ盛り込まれる形で修正された
ものだった。民主党の修正案が呑まれたことが、国民にとって良いこと
だったと純粋に思っている。

参議院で民主党が第一党となったことが、良い意味での与党への
牽制力として働き、与野党の修正協議が実現した好例だと思う。

細川律夫衆議院議員が民主党側の座長となって取りまとめられた
「最低賃金法改正案」「労働契約法」も与野党の修正協議が成立した
ことにより、この臨時国会で日の目を見ることができた。

健全な与野党協議による法案成立は「ねじれ国会の功名」だ。


まもなく通常国会が始まるが、128日間という長期にわたる
臨時国会の締めくくりの本日、私の実感として感じたことを
記させて頂いた。





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