こうだ邦子 活動日記 

参議院議員としての
日々の活動をご報告します。

草加松原団地の視察

2008年02月20日 19時12分45秒 | Weblog
本日午前中は、草加市の松原団地に伺い
住民の方と意見交換をさせて頂いた。
松原団地は5358世帯という埼玉でも大規模な公団住宅だ。
約6000人の住民のうち、1000人ほどが75歳以上の
お年寄りだそうだ。

松原団地に限らず、公団住宅に住まわれている方の多くは、
地方から首都圏に移住し、日本の高度経済成長を支えてこられた
方たちだ。40年経った今、住民も高齢化し、住宅も老朽化している。
そんな中、UR(都市再生機構)の民営化が検討され、
住居に対する不安を抱えながら生活をされている方がたくさんいる。
松原団地は戸数削減のうえ建て替えが決定しているが、新しい
住宅は家賃が1.5倍~2倍程度高くなってしまう。

「民ができることは民へ」といって推し進められた民営化路線だが、
確かに住宅を建てることは民間でできることだが、
年金生活者や低所得者が安心して暮らすために、
住居を確保することは民間の仕事ではなく、住宅政策であり
まさに政治・行政の仕事だ。

建て替えによって住み慣れた住居を離れなければいけないことは
住民の方にご了解いただいたとしても、同じ場所に建設される
新住宅に戻れるよう、補助制度を設けるなど制度を考えるべき
ではないだろうか。


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