色どりLife

日々の生活のちょっとした色にスポットをあてるブログです

縁の下の力持ちに徹するプロ

2011-04-11 20:17:10 | 
ご覧くださりありがとうございます


あれから1ヶ月が経ちました。
被災地もほんの少し寒さがややわらいで来たでしょうか

それにしてもこの1ヶ月雪の日も多く、寒い毎日だったと思います

そんな状況下でも黙々と日々作業して下さっている災害救助のスペシャリストたち。
今日はその中で自衛隊の方々について書かせていただきます。

正直、自衛隊がどういう組織で、普段はどういう訓練をしておられるのか。
私は全く知りませんでしたし、未だによくわかっていません

もちろん、軍事機密もあるので
詳細は外部に漏れないようになっているのでしょうけれど。。。

どんな組織なのかわからずとも、
とにかくすごい人たちだということは私を含め多くの人が感じているでしょう。

今までの災害時でもそうですし、今回の震災でも
これほどまでに黙々と、愚直に丁寧に作業をしてくれる姿に胸が熱くなります。

被災地には「将来自衛隊のお兄さんになりたい」と
話す小学生が出ているようです。


もちろん阪神淡路の時も自衛隊の方々が、多くの人のはもとより、
も救ってくれました。

飲み水を運んでくれるのも、食べ物を届けてくれるのも、
お風呂を用意してくれたのも自衛隊でした。

お風呂には本当にびっくり!
お風呂を作る運ぶなんて想像だに出来ませんでしたので。

その時の自衛隊お風呂サービスは
私の住居のエリアでは無かったので、実際には入りませんでしたが、
チラっと見えた湧き出る湯気に感激でした。
今も被災地で『希望の湯』という名前を貼って、多くの人を
癒しておられます

炊き出しにしても、見事な手際で何百人分もをささっと作る。
どう見ても私より早い!
料理は担当の隊員がいるのか、全隊員ができるのか。すごいです!


しかし何といっても救助や捜索の仕事は
本当に辛い辛い体験なことでしょう。

先日のテレビニュースで、
作業後の若い隊員に上長が優しい言葉を掛けておられた場面が、
報道されていました。
「(気持ちが)辛いとか、心が折れそうとか言っていいんだよ。
我慢することは無い。非常事態なんだから」

訓練している、鍛えているとは言っても人間です。
その彼らが黙々と自身の姿を消し去るかのようにガレキの山に入っていく様に
複雑な気持ちがします。

迷彩服の1色であるカーキ色とはヒンズー語砂ぼこりを意味します。
戦争中に砂ぼこりの中に身を隠して敵の目を惑わす色。
カモフラージュという言葉も軍事用語だそうです。

‘75年頃からカーキ色や迷彩柄はファッションにも取り入れられ人気となり、
今はカーキ色とはオリーブのような緑みの色を指すように変化し、
我々一般の人にも親しみのある色となりました。


東北道ですれ違った自衛隊の山口部隊のトラックです。


山口へ帰る途中だったのでしょう。
本当に全国各地から集結しているんだなぁと実感しました。

縁の下の力持ちに徹するカーキ色のヒーローたち。
どうか心身共に無事で任務を終われますよう祈るばかりです。