相撲史に関心・興味のある方どうぞ

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不可解な99年前の十両「空位」

2019-08-24 21:28:37 | 日記
 幕内力士との対戦がない十両以下は、
調査対象外の方針の所為で、いままで
まるっきり気づかなかった話。

 大正九年五月場所、東十両13枚目が
“空位”になっている。

 某HPに拠れば、鶴ノ海〔前場所十両〕と
云う力士が突如廃業したためだと云う。

 しかし、番附編成乃至発表直後の廃業
だって、その侭 番附に記載され、場所後の
星取表にも「や」もしくは「休」と記入され
るのが通常通りの措置だ。

 勝手に察すれば、通常の「廃業」なんかと
ちがって、師匠から「破門」されたとか…
兎に角なんらかの悶着があったのではないか。
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前頭三枚目VS幕下16

2019-08-24 13:45:48 | 日記
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 拙稿「名力士対手地位つき星取表」
━渦ヶ渕灘五郎━の作成が一応終った。

 渦ヶ渕が最後に出場した天保七年
冬場所、初日の相手である岩ヶ根は
なんと幕下十六枚目。
 その“地位差”が20枚で、決して
小さくあるまい。当時、渦ヶ渕の年齢
は数え42歳。
 所謂「忖度」まではないとしても、
「配慮」を感じないわけにはいかない
であろう…。

 当時、幕下上位あたりに欠場力士が
多い場合だって、幕内力士が二段目の
“二桁”との顔合せは比率的にも少ない。

 尚、大相撲の揺籃期である寶暦~安
永頃までなら、幕内対三段目のカードも
少なからず記録されている。
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