またも平幕２桁の過半が…

　昭和五十五年正月場所における８勝
７敗の幕内力士→春…の地位検証。

前二　荒　勢→関脇
同七　朝　汐→前二
同八　千代の富士→前三
同九　青葉山→前四
同十　三杉磯→前五
同十一　髙見山→前六
同十二　蔵玉錦→前八
　〃　　鳳　凰→前九
同十三　麒麟児→前十
同十四　闘　竜→前十一

　当場所、惜しくも負越しの７勝…は
大関貴ノ花ら３人だけ。
　殊に、平幕二桁10人中６力士が…。
元大関“候補”の人気者もそのなかに
入っているのは何をか況やだ。

真相解明不能…??

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　「東都大角力遊覽圖」は、版元の名前
以外なんで“無記名”だったのか。

　邪推すれば、名前を書かれると不都合・
差障りのある人物がいたと云うことじゃぁ
ないのか。

　いずれにせよ、版元→当事者の流通過程
において、複雑・怪奇な“裏事情”なるもの
がありそうだ。

　もう制作から160年ちかく経過しており、
その真相解明は99％不可能であろう。