酒井忠正もと伯爵の大著『日本相撲史』中
巻(明治・大正篇)第四篇 大正時代前期 一
覇者交替(二年~五年)267ページ下段におけ
る「吉田司家三百年祭」という見出し記事の
太刀山10人掛りでの“手捌き”は、当長崎県
立図書館収蔵の大正2.10.12づけ『長崎新聞』
〔現在発行の同紙名の前身に非ず〕の記事━
●太刀山の十番斬▽相撲道開闢以來の記録
━と酷似しており、末尾括弧内に「熊本通信」
とあり、熊本の郷土紙より『…相撲史中巻』の
編纂者が援用したものと思われる。
267頁の記事中、…十人の力士は、西溜りに
居並び━から、土俵の真中に四つん這いとな…
━まで、某力士が「モンドリ打つて土俵外へ」
片仮名までそっくりその侭なんだ。
他の郷土紙2種━=太刀山の十人拔=の
見出しをつけたのが同日附『長崎日日新聞』。
●太刀山の十人拔▽長崎興行は本月下旬
と見出し記事が同じく『東洋日の出新聞』で
ある。
3紙とも共通のキーワードがあり、
「五百圓の懸賞」もそのひとつになっている。
巻(明治・大正篇)第四篇 大正時代前期 一
覇者交替(二年~五年)267ページ下段におけ
る「吉田司家三百年祭」という見出し記事の
太刀山10人掛りでの“手捌き”は、当長崎県
立図書館収蔵の大正2.10.12づけ『長崎新聞』
〔現在発行の同紙名の前身に非ず〕の記事━
●太刀山の十番斬▽相撲道開闢以來の記録
━と酷似しており、末尾括弧内に「熊本通信」
とあり、熊本の郷土紙より『…相撲史中巻』の
編纂者が援用したものと思われる。
267頁の記事中、…十人の力士は、西溜りに
居並び━から、土俵の真中に四つん這いとな…
━まで、某力士が「モンドリ打つて土俵外へ」
片仮名までそっくりその侭なんだ。
他の郷土紙2種━=太刀山の十人拔=の
見出しをつけたのが同日附『長崎日日新聞』。
●太刀山の十人拔▽長崎興行は本月下旬
と見出し記事が同じく『東洋日の出新聞』で
ある。
3紙とも共通のキーワードがあり、
「五百圓の懸賞」もそのひとつになっている。