Internet Computer Network Laboratory
このブログは情報統計研究所に寄せられた相談を参考にしています。少し気になった事例に共分散分析があります。
共分散分析は簡単に申しますと従属変数(y)と独立変数(x)がA群とB群に分かれているとき「Y=ax+b」の回帰式を求め予測式(Y)と従属変数(y)の差(Y-y)をA群とB群について「t検定」を行いA群とB群に有意差があるかどうかを問うものです。
分散分析の発展したものであり系統的な誤差を除去し誤差のバラツキを少なくして検定力を高めようとする分析法と言えます。そうか・・・、
分散分析って簡単だと思って統計ソフトでやってみると沢山の数字が出力され戸惑うかも知れません。簡単じゃない・・?
と思われるかも知れませんが、数字の羅列を良く見るとA群とB群の回帰式に関する検定結果などで占められていますが、要はA群とB群の違いを示した情報なのです。統計ソフトは親切ですので沢山の検定結果を全部出力してくれますが、その中から研究者が必要とする情報を抽出すれば良いのです。