このブログは「すぐに役立つ統計のコツ」(オーム社)の内容にそって、より分かりやすく説明したいと思っています。本書のページを開いて下さい。ご理解の参考になれば嬉しいです。
「すぐに役立つ統計のコツ」の「第3章 2つの代表値の比較」(10ページ)です。
このページは「独立2標本の検定」と「対応する2標本の検定」について書いています。初めての人は、「独立」って・・?、「対応」って・・?、と思うかも知れませんね。ましてや、「関連がある」とか「関連がない」とか言えばなおさら分からなくなって統計がイヤになるかも・・。
また、
「有意である」って・・・、優位??など、専門用語に戸惑うかも知れません。でも安心して下さい。
また、
「有意である」って・・・、優位??など、専門用語に戸惑うかも知れません。でも安心して下さい。
取りあえず、
本書の例題をそのまま実行すれば、次第に分かってきます。要は、学ぶより慣れる事から始めて下さい。
本書の例題をそのまま実行すれば、次第に分かってきます。要は、学ぶより慣れる事から始めて下さい。
ここで、
「独立2標本の検定」と言えば、「スチューデントのt検定」(Student's t-test)があまりにも有名です。Studentはペンネームで本名は「William Sealy Gosset」(イギリス人)です。彼については、
「統計学を拓いた異才たち」(ディビイット・ザルツブルグ著、竹内恵行・熊谷悦生、日本経済新聞社)に詳しいので、その一部を引用してご紹介します。
「独立2標本の検定」と言えば、「スチューデントのt検定」(Student's t-test)があまりにも有名です。Studentはペンネームで本名は「William Sealy Gosset」(イギリス人)です。彼については、
「統計学を拓いた異才たち」(ディビイット・ザルツブルグ著、竹内恵行・熊谷悦生、日本経済新聞社)に詳しいので、その一部を引用してご紹介します。
彼の勤めるビール会社に内緒のペンネーム(Student)で「t-test」(The Probable Error of the Mean)を発表し世界的に有名になった経緯が書かれています。
「t-test」は正規分布に従う仮定がありましが、当時の多くの科学者は正規分布にこだわる事はないと言っていました。
ところが、不都合な事例もあり、これを解決するために、フランク・ウイルコクスン(Frank Wilcoxon)、
ヘンリー・B・マン(Henry B.Mann)、ランサム・ホイットニー(D. Rans Witney)が分布に関係のない手法である「Wilcoxon Mann-Whitoneyの検定」(1947年、ノンパラメトリック検定)を発表しました。
ヘンリー・B・マン(Henry B.Mann)、ランサム・ホイットニー(D. Rans Witney)が分布に関係のない手法である「Wilcoxon Mann-Whitoneyの検定」(1947年、ノンパラメトリック検定)を発表しました。
現在、常識的に使用されている統計手法の経緯はとても興味あるものです。詳しくは、是非「統計学を拓いた異才たち」をお読み下さい。