ここしばらくは、各種検定での効果量の求め方をご紹介したいと思います。ここでは、単に、効果量計算の手法のみですので、統計学的な内容については、
下記URL(統計学入門:杉本典夫先生)をご参考になさって下さい。
下記URL(統計学入門:杉本典夫先生)をご参考になさって下さい。
http://www.snap-tck.com/room04/c01/stat/stat01/stat0106.html
それでは、
前回に引き続き、対応のある2群の有意差検定(ノンパラメトリック)での効果量を「R」で求めてみましょう。
前回に引き続き、対応のある2群の有意差検定(ノンパラメトリック)での効果量を「R」で求めてみましょう。
ノンパラメトリックでの代表的な方法として、
「ウイルコックスンの符号順位和検定の方法(Wilcoxon signed rank test)
「ウイルコックスンの符号順位和検定の方法(Wilcoxon signed rank test)
があります。
「すぐに役立つ統計のコツ」(オーム社刊)の 22ページを見て下さい。
例題は表 3.11(23ページ)を使ってやって見ましょう。
まずは、
情報統計研究所のホームページ(Topページ)にアクセスし、Top ページの「著書の正誤表と例題」→「Excel Samples」→「Excel Samples(1)」からデータをダウンロードして下さい。
まずは、
情報統計研究所のホームページ(Topページ)にアクセスし、Top ページの「著書の正誤表と例題」→「Excel Samples」→「Excel Samples(1)」からデータをダウンロードして下さい。
Sheet名「表3.11」を開き、項目名を含む「F2:G21」を選択しコピーして下さい。
「R」へのデータの取り込みは前回と同じ要領です。
「R」による方法
***
dat<- read.delim("clipboard", head=T)
dat
dat<- read.delim("clipboard", head=T)
dat
x<- dat$前
y<- dat$後
n<- length(dat$前)
n
x
y
y<- dat$後
n<- length(dat$前)
n
x
y
res<- wilcox.test(x, y, paired=TRUE)
res
res
p<- res$p.value
z<- qnorm(1-(p/2))
z
z<- qnorm(1-(p/2))
z
es<- z/sqrt(n)
es
es
出力結果:
> res
Wilcoxon signed rank test with continuity correction
data: x and y
V = 182, p-value = 0.0004905
alternative hypothesis: true location shift is not equal to 0
V = 182, p-value = 0.0004905
alternative hypothesis: true location shift is not equal to 0
>
> p<- res$p.value
> z<- qnorm(1-(p/2))
> z
[1] 3.485892
>
> es<- z/sqrt(n)
> es
[1] 0.7997184 # 効果量
> p<- res$p.value
> z<- qnorm(1-(p/2))
> z
[1] 3.485892
>
> es<- z/sqrt(n)
> es
[1] 0.7997184 # 効果量
***
次回は、
多標本の検定として、一元配置分散分析を統計量(例数、平均値、標準偏差)で行う方法をご紹介する予定です。
多標本の検定として、一元配置分散分析を統計量(例数、平均値、標準偏差)で行う方法をご紹介する予定です。
「すぐに役立つ統計のコツ」(第4章:29ページ)をご覧下さい。
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