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各専門分野の統計技術、方法、テクニックなどを気ままに分かり易く例題をもとに解説します。

医学と統計(97)

2013-11-25 12:00:03 | 日記・エッセイ・コラム

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精度管理とYoudenplot(終わり)

前々回と前回では、精度管理としてのYouden plot を紹介して来ました。
今回は、Youden plot の分析に役立つであろう 2次元グラフを載せて置きましょう(統計解析環境[R]で作成)。

図1と図2は相関行列として良く用いられています。
これは、1つの画面に相関散布図、相関楕円、ヒストグラム、回帰直線と相関係数を同時に出力したものです。

図1 散布図行列(例題A法のデータ)
Pairs_a

図2 散布図行列(例題B法のデータ)
Pairs_b

対角要素データのヒストグラムの型や相関楕円(±1SD)の分布などが一度に分かり便利です。

次に、
図3と図4は 2変量BoxPlot と言われています。すなわち、1変量での BoxPlot を2次元座標で表したものです。同心円は「ヒンジ」と「フェンス」と呼ばれ、ヒンジ内にはデータの50%が含まれ、それ以外はフェンス内にプロットされます。
また、
回帰直線と抵抗直線が描かれますので、2つの直線の角度から相関係数の大きさを知ることが出来ます(角度が大きいと相関係数が小さい)。

図3 2変量 BoxPlot(例題A法のデータ)
Bivboxa1

図4 2変量 BoxPlot(例題B法のデータ)
Bivboxb1

チョッと愉快に2変量等密度線図(Contour plot)で眺めて見ましょう。

図5 2変量等密度線図(例題A法のデータ)
Contour