博文(ひろぶみ)通信

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浪江町遺族会

2013-01-28 18:53:10 | 日記

<福島民友ニュースより>

東電、慰謝料25万円提示 浪江町遺族会へ

 東日本大震災浪江町遺族会が、東京電力福島第1原発事故で行方不明者の捜索が遅れたとして、集団で行った原子力損害賠償紛争解決センターへの和解仲介申し立てで、遺族側が求めている1人当たり1100万円の慰謝料に対し、東電が大幅に少ない1人25万円を提示していることが26日、分かった。叶谷守久会長は「遺族の苦しみを逆なでする回答だ」と不満を募らせている。
 遺族会によると、東電は昨年11月に回答し、交通事故などのケースを挙げて、提示額の理由や正当性を説明しているという。遺族会は提示額が不服だとする総意を固めている。
 申し立ては昨年8月に行い、福島第1原発周辺で死亡した164人の遺族322人が参加。原発事故で震災翌日から捜索活動が中断し、適切な救助や対処が行われずに、遺体が放置され人間の尊厳が奪われたとして、その精神的苦痛に対する慰謝料を求めている。
 2月4日には同センター仲介委員が申立人の意見を聞く現地審問が福島市で行われる。遺族会役員約10人が出席し、代表2人が意見を述べる。
(2013年1月27日)

政府は2011年度から五年間で、国と地方を合わせて総額19兆円程度としていた東日本大震災の復興予算枠を6兆円程度拡大し、25兆円程度とする方針を決めたと今日の民報新聞のトップニュースでした。

津波に巻き込まれた被災者の捜索が、原発事故により遅れた事実を政府はどのように認識しているのか。また、ADRが交通事故などのケースを挙げて、1人25万円を遺族側に提示していることを承知しているのか。

復興予算の拡大も良いでしょうが、この提示に憤りを覚えます。近々、要望活動を予定していますので、精神的損害賠償の増額とともにこの件に対しても国が見直すよう訴えたいと思います。


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