城台山日記

 城台山の麓で生まれ、毎日この山に登り、野菜・花づくり、読書、山登りをこよなく愛する年寄りの感動と失敗の生活日記です。

わが岐阜に新しい風が吹くことを期待

2021-01-22 17:19:13 | 地域のこと他
 昨年の後半から今年の2月にかけて3つの選挙があったし、予定されている。一つは揖斐川町長選挙(11月1日)、二つ目は岐阜県知事選挙(1月24日)そして三つ目は揖斐川町議会議員選挙。一つ目は現職の町長が引退し、元町議会議員の2名が戦った。I氏は町長選3度目の出馬で今回は現職の推薦を受けた。O氏は目立った支援団体がない中で戦い、I氏を破った。この2名の欠員がある中で戦われるのが2月14日に予定されている町議会議員選挙である。すでにおじさんの知る限り3名の新人が名乗りを上げている。10年で5000人人口が減った揖斐川町の抱える問題は数多い。こうした中で多くの方が立候補してくれるのは、実に有難いことだと思う。世間では町議会について、議員の数が多すぎるとか報酬が高すぎるとか言う人が多い。しかし、議員として十分な働きをしてくれれば多くても構わないと思っている。さらに報酬だが、あまりに安いと有能な人材は立候補しない。働くよう有権者であるわれわれが働きかける、働かない議員は次回の選挙で落選させれば良いのである。

 揖斐川町の定数は15名(前回より1名減)で報酬は25万円 これを高いと思うかどうか

 さて、今日の話題は24日に投開票の岐阜県知事選挙である。現職の古田知事は既に4期、16年その職にある。前職の梶原知事時代に主に作られた借金、そして多くの問題を抱えた県有施設、これを改善するのが最初の任務であった。そのご苦労には大変なものがあったと思う。アイデアマンではあったが、少々浪費家の跡を継いだわけだから、自分のしたいこともできなかったであろう。しかし、これほどお祭り好きな知事さんも他にはなかなかいないのではないかとも思う。
 2006年 全国植樹祭
 2010年 全国豊かな海づくり大会 岐阜は海なし県なのになぜか開催された、このあと海なしの奈良県でも開催
 2012年 全国体育大会 これは知事にとってまことに思い入れの強いイベント(1965年に開催された一回り目の岐阜国体において聖火ランナーを務めた)
 2020年 全国健康福祉祭(ねんりんピック) これは21年に延期された
これらのイベントのためにどれだけ普段の業務に支障が出ただろうか、あるいは職員は働かされただろうかと想像することはいけないだろうか。
さらに、岐阜では豚コレラが猖獗を極め、動員された職員の物理的・精神的疲労は蓄積された。

 少し話題を変えよう。岐阜県の都道府県の中のランクを見てみよう。

 一人当たり県民所得である 岐阜は28位 岐阜県のまわりの県 長野23位、富山5位、石川16位、福井14位、滋賀8位、三重7位、愛知2位
文句なしの最下位!!日本のど真ん中という利点を生かしていないといえないだろうか。東海環状道路も近いうちに完成する、それを有効に生かしていかなければならない。
 次に岐阜県の不都合な真実を見てみよう。

 魅力度ランキング 42位(前回36位) 長野8位、富山26位、石川10位、福井44位、滋賀37位、三重31位、愛知16位
 そして医療事情である。

 見にくい表で恐縮するが、右から3番目の欄人口1万人当たり勤務医数 岐阜20.63人、長野24.06人、富山24.23人、石川28.03人、福井23.04人、滋賀22.36人、三重21.01人、愛知21.50人 これも最下位でしかも全国的順位も低い

 次に10万人当たりのベッド数 これも全国的順位が低い
では、これらの問題は古田県政の16年で改善されたのであろうか。古いデータが手元にないので確信は持てないが、現状維持かむしろ悪化のどちらかであろう。おじさんとしては、悪いデータを古田県政のせいだけにするつもりはない。ただ、古田県政がさらに4年続けば、事態は全く改善されないと思う。

 選挙公報によると、古田候補の成果は、県内の企業誘致全国5位、失業率の低さ2位、有効求人倍率5位などなどである。しかし、企業誘致などはおそらく梶原県政の積極的な企業誘致策あったからこそであると思う。また、愛知県という製造業の拠点に隣接しているという利点があるからだと思う。ところが、先にしめしたとおり県民所得は相変わらず低い。
 おじさんが期待する新しい風の大元である江崎よしひで候補の訴えるところを見てみよう。12月に開催された同氏による講演会に動員により出席したが、「人生100年時代の幸せのかたち」をつくるための6つの基本政策というように残念ながら抽象的であまりぴんとこない。もっと強調して欲しいのは、古田県政の評価とその改善策であった。しかし、経産省の先輩そして岐阜県出向時代では古田知事に仕えたせいか、そのような話は全く聞かなかった(とても人柄と生まれが良いのだろうか)。

 今回の知事選については、県選出の国会議員と県会議員との間で一悶着があった。古田県政の継続を望ましいと思った国会議員(大野参議院議員は江崎候補を支援していると聞いたが)は一体何を考えているのだろうか(県会議員の方も信じているわけではないが)。岐阜県はこのままで良いとでも思っているのだろうか。彼らには16年をきちんと評価したことがあるのだろうか(そんなことをすると自分も何もしていないとわかるからであろうか)。この現状が続くと考えるなら、若い実行力(のありそうな)、人柄(の良さそうな)の江崎候補こそ選ぶべきだと思う。16年はそのことを教えるのに十分な期間だとは思えないであろうか。
 
 以上独断と偏見に基づき書いてしまった(こんなことは実は書きたくなかった。このブログは年寄りの暇つぶしなのだから・・・。)。昨日、これも動員で江崎候補の立ち会い演説会に参加してから、このブログでも少し書いた方が良いかなと思って書いたために、余計に独断的になったと思う。昨夜、山の仲間にラインで江崎候補の支援を依頼したら、皆がそれに同意してくれた。たかだか10名足らずだったが、これができるだけ多くの岐阜県民の同意であることを願うばかりである。
   

コメント
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