12月1日(日)放射冷却により0度近くまで下がった中、我が揖斐地区の上ミ野地区を火元とする消防機動演習があり、見学させてもらった。この演習は、年4回各地区の持ち回りで行われている。消防操法大会(5月~8月)、規律訓練とともに地区を火災等から守るため大切な行事である。午前7時頃、サイレンが鳴り、揖斐川町の全ての消防団が出動となる。一番早く到着するのが、常設消防。プロであるから実に手際よく、火元に至る。

婦人防火クラブと区長さんたち
参加する消防車には、消防ポンプ車と可搬ポンプを乗せた消防車の二種類がある。現在のポンプ車は、水のタンクを備えており、初期消火に対応できる。

左可搬ポンプ車、右消防ポンプ車
ほとんど地区には数カ所の消火栓があり(かつては自然の川から汲み上げていた)、ここにホースをつなぐ。可搬ポンプを何台もつないで、火元に至る訓練も行われた。水利と火元が離れている場合、例えば山火事にはこうしたことが必要となる。一斉放水の後、撤収。その後、全員集合して代表区長、町会議員の挨拶がある。

最初の放水

一斉放水
さて、消防団にとって最大の悩みは、新しい団員がなかなか集まらないことである。揖斐分団の定員は40名、現員は30名。我が地区では4名の定員で現員が2名。該当者が少ない(高校を卒業すると、進学、就職のため家を離れることが多い。さらに消防団は大変だという思い込みもある)こともあり、従来の30歳代までを40歳代までに拡大したばかりだが、それでも苦戦している。今年の4月、長く務めてきた2名が退団し、あわや現員1名という危機があった。幸い、新規に1名確保することができた。
分団長によれば、現員では操法大会の参加が難しくなっているという。しかし、若者の数は減るばかりで、現員を確保することさえ難しくなっている。消防団の役割がわからない住民には、消防団がなくても常設消防(消防署)があるからいいではないかと思うことだろう。しかし、大規模な火事、災害、捜索には常設消防のみで対応することは不可能である。ではボランティアと言っても、すぐには集まらない。そんな時、ある程度規律を保った組織集団が必要となる。私が経験した捜索では、約一日揖斐川を徒歩で行方不明者を捜し回った経験がある。しかし、人口減が進む中で、今までのやり方では消防団は維持できない。山間部のように60歳代まで延長するか、任期を現在の最短2年から延長するか、さらには少人数でも運営できるように工夫するかであろう。

婦人防火クラブと区長さんたち
参加する消防車には、消防ポンプ車と可搬ポンプを乗せた消防車の二種類がある。現在のポンプ車は、水のタンクを備えており、初期消火に対応できる。

左可搬ポンプ車、右消防ポンプ車
ほとんど地区には数カ所の消火栓があり(かつては自然の川から汲み上げていた)、ここにホースをつなぐ。可搬ポンプを何台もつないで、火元に至る訓練も行われた。水利と火元が離れている場合、例えば山火事にはこうしたことが必要となる。一斉放水の後、撤収。その後、全員集合して代表区長、町会議員の挨拶がある。

最初の放水

一斉放水
さて、消防団にとって最大の悩みは、新しい団員がなかなか集まらないことである。揖斐分団の定員は40名、現員は30名。我が地区では4名の定員で現員が2名。該当者が少ない(高校を卒業すると、進学、就職のため家を離れることが多い。さらに消防団は大変だという思い込みもある)こともあり、従来の30歳代までを40歳代までに拡大したばかりだが、それでも苦戦している。今年の4月、長く務めてきた2名が退団し、あわや現員1名という危機があった。幸い、新規に1名確保することができた。
分団長によれば、現員では操法大会の参加が難しくなっているという。しかし、若者の数は減るばかりで、現員を確保することさえ難しくなっている。消防団の役割がわからない住民には、消防団がなくても常設消防(消防署)があるからいいではないかと思うことだろう。しかし、大規模な火事、災害、捜索には常設消防のみで対応することは不可能である。ではボランティアと言っても、すぐには集まらない。そんな時、ある程度規律を保った組織集団が必要となる。私が経験した捜索では、約一日揖斐川を徒歩で行方不明者を捜し回った経験がある。しかし、人口減が進む中で、今までのやり方では消防団は維持できない。山間部のように60歳代まで延長するか、任期を現在の最短2年から延長するか、さらには少人数でも運営できるように工夫するかであろう。