神エホバは、ご自分の預言者イザヤを通して、ご自分が裁きを執行する時の死者の処分に原野に居るすべての野生動物に食べに来るように、と予告されました(イザヤ56:9)。
イザヤの預言の言葉はさらに次のように記されています。
「見張りたちは目が見えておらず、誰も注意を払っていない。彼らは皆、声が出ていない犬であり、ほえることができない。あえぎながら横たわり、うたた寝ばかりしている。彼らは猛烈な食欲を持つ犬であり、決して満足しない。彼らは何も理解していない羊飼いである。皆が好き勝手に歩んでおり、一人残らず不当な利益を求めてこう言う。「さあ、私はぶどう酒を持って来よう。皆で酒をたっぷり飲もう。明日も今日と同じようになる。いやずっといい日になる!」(イザヤ56:10~12)。
当時のユダヤ人の宗教指導者たちは、神エホバを崇拝していると公言していました。つまり彼らは神の「見張りの者」と言っているのです。しかし彼らは霊的に「見えておらず」、神エホバの教えに「誰も注意を払っていない」のです。そうであれば、何の役に立つのでしょうか。そのような偽りの宗教指導者たちが、役に立たない「犬」に例えられています。そうした「見張りたち」は、理解力がなく、羊のような人々に霊的な導きを与えることはできません。その上彼らは腐敗しています。飽くことのない利己的な願望を抱いています。神エホバの導きではなく、自分の道を求め、不正な利得を追求し、酔わせる酒にふけり、他の人にも、同じことをさせようとしています。明日はずっと良い日になると、と言うほど、迫りくる神エホバの裁きに無頓着になっていたのです。今日も、神エホバの裁きが迫っている中で、その警告をしない偽クリスチャンに注意したいものです(啓示18章~19章)。
皿に盛り 程よき甘さ 枇杷をむく 今日の一句
かかり付け医院の庭の「アマリリス」