イエスが神エホバによって遣わされても、ユダヤ人は、アブラハムの子孫と言いながら、イエスが告げる真理を聞かずに敵対し、イエスの言葉・エホバの言葉を受け入れないゆえに、アブラハムの業を行ないなさい、と諭されました(ヨハネ8:32~43)。続いてイエスは、敵対的なユダヤ人に強烈な真理をもって糾弾されました。敵対的なユダヤ人に、人殺し、偽りの父悪魔サタンからの者であると、糾弾されたのです(ヨハネ8:44)。イエスの言葉が福音書のヨハネ8章に次のように記されています。
ヨハネ8章:
44 あなた方は、あなた方の父、悪魔(サタン)からの者であって、自分たちの父(サタン)の欲望を遂げようと願っているのです。その者(サタン)はその始まりにおいて人殺しであり、真理の内に堅く立ちませんでした。真実さが彼(サタン)の内にはないからです。彼が偽りを語るときには、自分の性向のままに語ります。彼(サタン)は偽り者であって、偽りの父だからです。
45 他方、わたし(イエス)は真理を告げるのです。あなた方はわたしのことば(真理)を信じません。
46 あなた方のうちだれが、わたし(イエス)に罪があると証明するのですか。わたしが真実を話していないなら、あなた方がわたしのことばを信じないのはどうしてですか。
47 神(エホバ)からの者は神の言われることを聴きます。あなた方が聴かないのはこのため、つまり神からの者ではないからです(悪魔サタンからの者だからです)」(ヨハネ8:44~47)。(補足:聖句の( )内の言葉は筆者の補足です)
悪魔サタンはエデンの園で最初の人間アダムとエバを蛇を使って欺いた全地で人を惑わす者です(創世記3:1~6.啓示12:9)。ご承知のとおり、悪魔サタンはアダムとエバを蛇を使って唆し、神エホバに反逆させることに成功し、アダムとエバは公正の神エホバによって語られた言葉の通り死に至りました(創世記2:16,17;3:17~19)。それゆえ、イエスは悪魔サタンを「その始まりにおいて人殺し」と、指摘しておられます。それゆえ悪魔サタンは真理に堅く立つことはなく、偽りを自分の性向のままに語る、偽りの父なのです。イエスの真理言葉を退けるユダヤ人たちはイエスの語る真理を退け、悪魔サタンからの者となっていたのです。
現在エホバの証人のクリスチャンたちは、イエスの命じられた通り、世界の240の国や地域で、神の王国の良いたよりの真理を証していますが(マタイ24:14;28:19,20)、イエスがヨハネ8章44節~47節で語られた言葉が大半の人々の状況に見られます。それでも、神エホバはイエスを通し、忠実なエホバの民を通して、真理を事物の体制の終わりまで証しするように過分のご親切を表わしてくださっています(マタイ24:14.ペテロ第二3:9,10)。真理を理解すれば、だれでも、人殺し、偽りの父悪魔サタンからの者、と呼ばれるのではなく、神からの者と呼ばれる道を選ばれるのではないでしょうか。あなたは、どちらの道を選択されていらっしゃいますか。
山あいの 里の静かや 五月晴れ 今日の一句
卓上の「生け花」