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映画【LOFT】

2007-10-10 23:48:12 | 映画


LOFT ロフト
2006
黒沢清


日本ホラー界の重鎮、黒沢清監督作品。
ホラー女優として一流の中谷美紀と俳優陣は豊川悦司、西島秀俊というハズシようのないキャスティング。
しかし、ここに加わる第二の女優が大惨事を引き起こすことに。

黒沢清と言えば「CURE」ですかね。
随分前に観ましたが、萩原聖人のサイコっぷりがバツグンだった気が。

で、本作ですが、結構王道の国産ホラー方式で、サイコとホラーのミックスみたいな感じ。
どちらかと言えば、サイコ色強し。
そして黒沢清節。
カットの切り返しでもの凄い違和感のあるところに亡霊を配置してくる。
後半は間違い探しの気分もあります。
細かいところにも気を遣い、これはやっぱり日本人じゃなきゃやらない演出だろうし、観てる方も気がつかないだろうなぁという塩梅。
良いです。


しかし!
しかしですよ!
この亡霊役が安達祐実!

コレはイカンですよ。
顔がマンガのため、怖くない。むしろ面白い。
正直、安達祐実って顔の造形が面白くないですか?(※参照
序盤の顔を見せないで立っているだけであれば「うわ~~」なんですが、顔がバレちゃうと、もうコメディ。
殆ど出オチです。
終盤での寄り画での安達祐実の泥まみれにボサボサ頭、奇妙な動きで近づいてくる。何故か爆笑してしまいます。
惜しかったなぁ。


美術とかロケ地とか懲りまくってても、一人の女優がこんな有様に。
いやぁ、もったいない。

笑えましたけど、それは狙いじゃないですよね。


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2 コメント

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Unknown (NAP)
2007-10-11 21:49:46
これは裏ジャケ観て、安達の由実がみえたからやめたよ。おまえさん、裏ジャケチェックしないのか?ホラーをバカにする監督は、天国にいっちゃうよー。
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Unknown (juraky)
2007-10-12 01:52:58
分かってたんだけど、万が一ってこともあるし、他のキャスティングは間違いないし、で。
でも、やっぱりやっちゃってたってことで。
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