goo blog サービス終了のお知らせ 

notation

需要(GR)

2006-12-05 01:11:32 | 侃々諤々
ダメだ・・・、RICOHのGR DIGITALを買ってしまいそうだ・・・。
もう、発売から1年も経つというのに。
先日、友人が買ったばかりのGR Digitalをひとしきり触らせて思ったことです。


写真のアガリを見ないでこの感想。完全にカメラオタクです。
しかし、持って楽しくないカメラなんて何の価値があるのか。ATのTVRに乗って誰が喜ぶか。クォーツのスピードマスターを誰が欲しがるか。

唯一気になったのはレリーズタイムラグ(シャッターボタンを絞ってからシャッターが切れるまでのタイムラグ)がどうしてもコンデジ(コンパクトデジタルカメラの略)。体感で0.5秒はあるんじゃないかしら。
大学生くらいから今までは殆ど一眼でしか撮っていないのでもの凄い違和感を覚えます。
でも慣れれば、体で覚えれば。
シャッターボタンの軽さは改良できるとのこと。知らなかった。これで一気に火が付きました。

はっきり言ってしまえば実用的ではないGR Digital。
今まで「デジカメ何買えば良い?」という相談に対してもGR Digitalとはなるべく答えないようにしていました。なぜなら28mm単焦点は下手すると「写ルンです」写真。特にブツ録りをする友人には絶対勧めません。それは今でも同じく。レンズ交換ができない単焦点は相当惚れ込まないと買えません。
暫く借りて使っていたミノルタのTC-1も結局買わなかったなぁ。あれはレンズのキレが良すぎたし、ネガで撮ってもリバーサルかと思うほどのキツさ。派手な写真が出来上がりました。
今では回り回ってソニーに吸収されてしまっています。「ソニー TC-1 Digital」なんて出ても買わん。買わん?出たらもの凄く欲しくなりそうですが。


デジタル一眼(内角全般)で安打を量産し、フィルムカメラでもF3(外角低め)で長打を狙い、とポラロイド690(内角高め)を使ってホームランを狙う身としてコンデジは外角高め。とりあえず振っておいて損はない被写体。長打は狙えないかもしれないモノの振らなければ当たらない。

今までに持っていたコンデジは8年くらい前に買ったIXY Digital。アレは当時ろくなルックスのデジカメがなかったのでやむを得ず、でした。しかし、デジカメ市場のルックス度外視は何なのか。単純に企業としてののセンスが悪いのかどうかは知りませんが、ろくなデザインのものがありませんね。
意外とPanasonicが頑張ってます。ライカがOEMするだけはありますが、デザインはマシでも操作性が無茶苦茶。何を考えてあのインターフェースなのかしら。

私は現在Nikon D70というデジタル一眼をメインで使用していますが、さすがに毎日は持ち歩けない。重いしデカイ。
冬になり、ポケットに余裕ができた今こそコンデジ。オマエでプラス0.7補正で昼過ぎの第三京浜を順光で撮りてぇ。



この感覚、たとえて言えば、
『隣のグラウンドで練習している部活のマネージャー。凄く可愛いわけでもないけど嫌いじゃない。たまに大したことでもない軽口を聞いたりして、あまり深くは知らないけど気の置けない関係。特に気にしていなかったけれども、ある日のある瞬間の横顔を観た時からもの凄く気になってしまい、それがだんだん恋心らしきものに発展するも、その思いを自分で認めない。でも、その娘を観る視線を友人から「オマエ、あの娘のこと好きなんだろ?」と言われて初めて認識するも、フラれたら今までの関係が壊れてしまうことを恐れて一歩を踏み出せない』そんなハチミツとクローバー。

カメラに対しての例えとしては適切ではないかも知れませんが、こういう感じです。
多分、私変態ですね。

ガスファンヒーター

2006-11-29 01:28:05 | 侃々諤々
12月も目前。
そろそろ冬ですね。
この時期にシャツ一枚で歩いている人を見ると「あの人は頭がおかしいに違いない」と思う反面、うらやましくもあります。

何度も言いますが、私の寒がりは尋常ではありません。
この時期は冬眠前の熊のようには食べまくり皮下脂肪を蓄えます。できればそのまま冬眠したいくらいです。
8月に8%だった体脂肪が13%まで上昇。イイ感じです。
さらなる防寒のため、先日ダウンジャケットを購入し屋外バージョンは多分完璧。

しかし自宅。
引っ越して部屋が広くなったものの、この部屋、5階建てビルの最上階。格好良く言うとペントハウスです。エレベータありませんが。
とうことは6面中5面が外気に晒されています。
暑い分にはある程度我慢ができます。西日降り注ぐ真夏の16時の厚さにも耐えられました。
何故あのとき寒さに対して考慮しなかったのか。

遂に寒さ到来。
エアコンを入れるモノの、天井埋め込みの業務用。
足下寒い。暖まるのは後頭部のみ。効率が悪い。
というか、エアコンって天井近くに設置するモノですが、それって熱循環からしてどう考えても間違ってる。まぁ、スペースの問題があるのかもしれませんが、上から温めても上しか暖まらない。強風で足下に届かせても反射してまた上に帰って行く。CMの足下を這うような図説はJAROに訴えた方が良いと思います。
効率を考えたら床暖房が一番良いんですね。
自分で床を張り替えたときにニクロム線を張り巡らそうと思いましたが、『無謀。素人リフォームでビル全焼』なんて見出しで3面を飾る恐れがあったのでやめました。

そしてガスファンヒーターの導入を決意。
石油ストーブが最も経済的なのですが、5階までの階段を毎週タンクを背負って上がるのはクリリンじゃなくても遠慮します。

我が家は屋内型の湯沸かし器なので、ガス栓増設は容易。しかしできるだけ金は払いたくない。
ということで先日のガス湯沸かし器リコール騒ぎに便乗して管理会社にお湯の温度が一定にならない湯沸かし器の不具合をややオーバーに訴え、湯沸かし器の取り替えを承諾させ、ついでにということで実は本題のガス栓の増設も依頼。
成功。

そして念願のガスファンヒーター、空気清浄機能付きのヤツをヤフオクで1万円で落札。
しかし宅急便が受け取れる時間に家にいるはずもないサラリーマン。1日でも早く導入したかったため佐川急便の配送センターまで携帯サイトの地図を頼りにピックアップに赴く。が、行けばタバコ屋。タバコ屋? 電話で確認すると全く違う場所。ばかやろう。
で、結局帰ってきたのは深夜2時。

そして、猛烈な睡魔のに襲われつつ梱包を解き設置。(ガスホースは施工に来た兄ちゃんと共謀で管理会社請求)
電源オン。
意外すぎる静音。不安になるほどの微風。
ジャンク品をつかまされたのか?と一瞬よぎったものの、暫くしてみれば十分すぎる暖かさ。
部屋をまんべんなく暖めることはできないものの、どうせ独り身。ピンポイントで温めてくれれば良い。
定位置はこれに座っています。背中は穴あき、ケツはメッシュ。
背面からガンガン温めてくれます。暑いくらい。

ガスファンヒーターの利点のメインは即暖ですが、それに加えて地味な加湿機能があること。
気になったので都市ガスの成分を調べてみました。
メタン(CH4)、エタン(C2H4)、プロパン(C3H8)、プタン(C4H10)。
水素まみれじゃないですか。
換気しないと結露するくらいだそうです。

そういえば「美味しんぼ」でもガスで焼き鳥を焼くのがダメな理由の一つに「燃焼するときに発生する水蒸気で鳥がふやけるから」という件がありました。
しかし、先日読んだ割と新しめの「美味しんぼ」ではガスで焼く焼鳥屋に味にうるさい後輩を連れて行く山岡士郎!
なんと、水蒸気を嫌うために燃焼部分をコンロの上部に設置するという焼き機を紹介していました。しかも、鳥の脂で煙が立たないから鳥の味が純粋だそうな。私は、あの煙い感じも好きなんですが。ちなみに、皮が好きです。
恐るべし「美味しんぼ」。
双子も喋り出しました。目が離せませんね。

陰謀(Venus Peterとかの話)

2006-09-25 01:17:08 | 侃々諤々
きっとこれは誰かの陰謀だと思う。
もしくは「あの頃」をどこかで一緒に過ごした彼らが、遂に最前線に出てきたというノロシだと思う。

Flipper's Guitarのアルバムが再発され、小山田が5年ぶりにシングルを出し、犬は吠えるが文庫化され再発され、Venus Peterが再結成(1年限定)。

このままだと、Primal ScreamのCome Togetherが再リミックスされて、Stone Rosesが再結成して、ブライアン・ウィルソンがやる気を出しちゃったりして、Aztec Cameraの「High and Hard Rain」がデジタルリマスタリングされちゃったりして、小沢健二がふらっとBlue Noteのコンピに参加しちゃったりするのではないでしょうか。

Venus Peterなんてホントに10年くらい名前も思い出さなかったのに、ふらっと入ったHMVの特集コーナーで見かけ「何!!!」となり、一緒にいた後輩の手前「あぁ、昔はこういうの好きでさ・・・」なんて渋くキメてみたものの、帰りの東横線で猛烈に気になり、iPodで何故かFlipper'sのGroove Tubeを猛リピート。そのまま寝付き、起きたら元町・中華街。

結局本日横浜HMVにてVenus Peterのベスト盤とニューアルバムを買ってしまった次第です。
カッコイイですね。
これをカッコイイと言う自分は果たしてカッコイイのか?とてつもなくダサいのか?
「今更渋谷系?ププッ」なんて思ってるヤツ、出てこい。全員正座15時間で脳を洗い直してやる。

「ヤードバーズってさ・・・」なんて講釈をたれる50過ぎの先輩方の気持ちが垣間見えた30の夜。

寒い

2006-09-15 00:55:59 | 侃々諤々
ここんとこ、急に寒くなりましたね。運転中はスウェット着てました。今も着てます。
明日からは大分マシになるとのことです。先々週末に夏全開で写真を撮りに行っていたのが夢のようです。

仕事の空き時間に、毎度お世話になっている洋服屋さんに寄ってみたんですが、もうダウンが入荷していました。
ダウンと言えば私も去年昨年買ったMONCLER。聞くところに寄ると既に予約パンパン。DUVETICA
も値札を付ける前から売れていくらしいです。
立ち話をしていたちょっとした時間にも買っていく方、予約していく方がいらっしゃいます。
流行っているから買うのもアリだと思うんですが、あまり寒がりでない人が買ってもありがたみが無いのではと思うのですが。かえって暑いのでは。
昨年買ったMONCLERでは真冬は寒かった。一番カジュアルなVeniseというタイプ。体脂肪率が10%を切ってしまった今年はさらなる防寒のため、ファー付きの本気仕様でもう一着いこうかと。
もしくは宇宙服の簡易版みたいなの、無いんですかね。

30

2006-08-25 02:57:57 | 侃々諤々
日付越えまして、どうやら30となりました。

以前読んだ「海馬」という池谷先生と糸井重里の本がありますが、その本に書かれていたことで「30歳の誕生日は人生の縮図である」と。

iTunesシャッフルが「ど根性ガエル」をチョイスしたことは秘密です。

引越祝いはまだ間に合いますよ

2006-08-19 04:07:44 | 侃々諤々
暫く更新していませんでしたが、まぁ、ぼちぼちやってました。

ところで、引っ越しをしまして。学生の頃から10年近く住んだ恐山(旧居)から遂に離脱。
引っ越しは業者を使わず10人くらいの友人に手伝って貰い、お決まりの準備不足に文句を言われつつもなんとか移動だけはすませることができました。ありがとう。本当です。ありがとう。

以前住んでいた部屋の受け渡し時の修繕費(敷金精算)も、なぜか担当の方と小一時間話し込んでしまい、最終的には結婚観にまでおよび、精算もなぁなぁ価格で決定。ありがとう、おじさん。

新居はといえば、男子たるモノ一度は住んでみたい雑居ビルの最上階(1フロア1室のワンルーム・屋上アリ)。
むやみやたらと日当たりが良く、休日の昼間はとてもじゃないけれど部屋にいられない。夜になれば屋上で一人ビアガーデン。部屋で爆音を鳴らしていても苦情の来る相手もいない。
本来、人の住むところじゃない。

あまりにも多くの想い出達に押しつぶされかけていたのも引っ越ししてしまえば済んだこと。
引っ越しの片づけの定番、想い出迷子もなんとか逃げ切り、新居での整理でバンバン捨てる。捨てられないものももちろんある。
プライオリティ再確認。引っ越すとはこういうことか、と。
そしてよぎるキキ(魔女の宅急便)の台詞「暮らすって物いりね~」。確かに。窓が一気に5コも増えればカーテン代だけでもバカになりません。

旧居と新居は徒歩5分ですが、環境は激変。
あー、もうやるしかないわ。

私たちの幸せはどうやらいろいろ違う様ですよ。もちろん、どれが良いということではなくて、ね。


キャパだけはむやみに増えましたので、お近くにお寄りの際はどうぞ。
引越祝いは等身大E.T.とかギターとか電気スタンドとかのかさばるものでも構いません。

本を読む馬鹿が私は好きよ

2006-05-01 02:31:06 | 侃々諤々
「本を読む馬鹿が私は好きよ」(by 糸井重里)という名コピーがあります。

それは真実でなくてもいいし、むしろ理想であってほしい。
今までに読んできた本が1%も体の一部にもなっていない事実。1%も女を口説くことに役立ったこことのない事実。
それでも僕らは本を読む。
その本について一晩中話す、それが普通になる時代を再び作り出すことができる日まで。
「本を読む馬鹿が私は好きよ」そう言ってくれるあなたが現れるまで。

このコピーを考えた男子的な発想は「あなたの好きな本にたどり着くまで読み続ける」が直接なんだろうな。多分。
それで良いと思うんです。根源は何でもそうなんだと思うのです。
何かしらの表現に身を置く者がこの気持ちを持っていないことは無い。
それを認めない、あるいは持っていないボケナスは何もする必要は無い。何も生み出さないもの。

仕事バカ

2006-05-01 02:21:01 | 侃々諤々
「仕事ばかりしているバカが私は好きよ」ということではなく、
「仕事ばかりしていると本当にバカになってしまいますよ」というお話。

ここ3ヶ月くらいホントに仕事ばかりしていて、つまらないったらありゃしない。
仕事と労働は分けなきゃいけないなんてことはどっかの哲学者が言っていて、そんなこと言われなくても分かってるさ、バーカ。と思っていたのですが、気が付けばこっちがバカ。やつら(仕事)どんどん浸食してきて、いつの間にか人格すら喰ってきます。
それも気が付いてみれば、なんですけど。
やってるうちはそこそこの充実感もあるし、それなりに評価もされたりして気持ちの良いこともあるんですが「で、何やったの?」ってことになると全く何も残っていなかったりします。
お金くらい。それも小銭。

腹が立つのでやってきたここと同じくらい馬鹿みたいなことにお金を使ってみました。と言ってもたかが知れていますけど。
使う当てもないモノ買ったり、読むアテも無い本を買ったり、もうダウンロード済みのCDを買ったり、多分年に3回くらいしか着ないけど高い服を買ったり、ビールを残すほど注文したり。
そう、これ。

馬鹿ですね。
随分散財したあとに気付きました。これも馬鹿。
借金してないだけマシですが。

スケールのデカイ仕事をしている人が3年後辺りには暴落するであろう京浜湾岸地区のマンションを買ってしまう気分がちょっと分かりました。

程々に友達とエロ話しないとやってけない。そのエロ話の糧になるものとは。
そのことに気付いたので本当に読みたい本を4冊ばかり買って帰宅。まだ読んでない本は山の様。多分、それらは読まないな。