日本武尊遺跡(やまとたけるのみこと いせき)。
場所:静岡市清水区興津井上町。真言宗「薩埵山 東勝院」から薩埵峠に向かう道路(通称「地蔵道」)の途中。駐車場なし。自動車がすれ違うのも困難な狭さの道路に面しているため、注意。
「日本武尊遺跡」は、「沓掛明神(くつかけみょうじん)」ともいい、日本武尊が薩埵峠を越えるにあたり、この地で馬を休ませ、馬の沓を替えたという。正面に石祠、向かって右に「日本武尊遺跡」の石碑、左に井戸の跡がある。
「沓掛」という地名は全国各地にあり、街道や峠に多いという。泉や高い樹があることも多く、泉の水で人馬に給水し、馬の沓(藁で作った馬の履物)を新しいものに取り替え、高い木の枝に引っ掛けたという。馬の沓を木の枝に掛けるのは、旅の安全を願う風習であったらしい。
「日本武尊遺跡」でも、井戸の跡らしきものがあり、高い木の前に石祠が建てられている。日本武尊がここで休んだというのはもちろん伝説だろうが、旅人が厳しい峠越えの前に安全祈願した場所であったのだろう。
写真1:「日本武尊遺跡」。石碑の左に石を積んであるところが井戸の跡。
写真2:石祠のなかに丸い石が置かれている。
場所:静岡市清水区興津井上町。真言宗「薩埵山 東勝院」から薩埵峠に向かう道路(通称「地蔵道」)の途中。駐車場なし。自動車がすれ違うのも困難な狭さの道路に面しているため、注意。
「日本武尊遺跡」は、「沓掛明神(くつかけみょうじん)」ともいい、日本武尊が薩埵峠を越えるにあたり、この地で馬を休ませ、馬の沓を替えたという。正面に石祠、向かって右に「日本武尊遺跡」の石碑、左に井戸の跡がある。
「沓掛」という地名は全国各地にあり、街道や峠に多いという。泉や高い樹があることも多く、泉の水で人馬に給水し、馬の沓(藁で作った馬の履物)を新しいものに取り替え、高い木の枝に引っ掛けたという。馬の沓を木の枝に掛けるのは、旅の安全を願う風習であったらしい。
「日本武尊遺跡」でも、井戸の跡らしきものがあり、高い木の前に石祠が建てられている。日本武尊がここで休んだというのはもちろん伝説だろうが、旅人が厳しい峠越えの前に安全祈願した場所であったのだろう。
写真1:「日本武尊遺跡」。石碑の左に石を積んであるところが井戸の跡。
写真2:石祠のなかに丸い石が置かれている。