早稲田建築AO入試 空間造形力エキスパートコーチ 高橋順一の日記:合格最短の秘密


国内外美大デザイン受験指導32年約1000名累計合格率89.9%
/早稲田建築AO他10年指導コーチング

合格者の自己PR資料のデッサン作品参考例

2019-05-09 18:02:21 | 早稲田建築AO受験マスタ−コーチの秘密
建築AO入試のプレゼン自己PR資料に入れるアート作品制作についてのアドバイス
▶ 今回は日本の伝統建築などを実際に現地でデッサンする場合の具体的な制作で押さえておくべきデッサン制作と進行上の重要なポイントをお伝えします。 ■進行でのポイント  ......


彼は合格しました。このような屋外制作デッサンの他、さまざまな基本的なデッサンも週一の家庭課題もきちんと提出しました。そのほか自分が創りたい建築の企画アイデアと完成図を鉛筆淡彩で何枚も描き、自己PR資料の中のアート系作品の形で収めました。彼は自信がギターも好きですが、建築では日本の伝統建築が好きだったので、良く自分の高校の近くの横浜にある国の名勝重要文化財「三渓園」を訪れてその事からさまざまな事を調べレポートを書きました。それらの資料も自己PR資料に入れました。「三渓園」は原三渓が広大な土地に生糸貿易で財をなして、園内に京都や鎌倉の素晴らしい数々の古い建築を移築しました。美しい風情のある庭園と三十塔をはじめ、冬も梅雪景色や春も美しい桜をはじめ四季を通じ美しい花々や樹木に囲まれた静寂な世界観を保っています。彼は書が骨董のコレクションや多くの新進芸術家への援助を惜しまなかったようです。横山大観や下村観山、前田青邨などがこの三渓園内で日本画を制作しました。他にもインドの誌聖であるタゴールをバックアップしました。

大富豪にありがちな独り占めで楽しむという事を嫌い1906年(明治39年)に一般公開しました。私も小学生の時にこの三十の塔から観た美しい元町海岸の砂浜と市電、そして置きに浮かぶ数々の小舟の帆は、まるで江戸時代のような美しい絵画を見ているようであり記憶に残る風景でした。

やはり、デッサンやデザイン、絵画その他の立体制作や創りたい建築の完成図などの模型なども、夏休みが終わってからバタバタする受験生が多いですが、こういう美術系の作品やデザイン、あるいは建築への夢などに関する具体的作品は4月とかから制作をするべきだと私は以前から思います。

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