早稲田の建築科AOや一般入試で、デッサン(ドローイング)をはじめ自己PR資料に入れるアート系資料制作や、空間立体系の入試必要ですのでやはり基礎的なデッサンつまり遠近法の基本である透視図法の1点、2点、等角投影などは、理解してないと書類選考後の実技選考でデッサン(ドローイング)の時におかしい形や空間につながるので減点されないように、基本は理解して、室内でも屋外空間でも描けるようにしておく事が必要と言えます。
➡ 20世紀建築家の3人の革命的建築家のひとりであるコルビジェは、自分の弟子や若い建築家に植物、貝殻、雲などの自然を良く観察して、デッサンすることを習慣にすることをアドバイスしています。
フランクロイド・ライトの建築ドローイングはとても美しい芸術作品で、日本画からも大きな影響を受けています。
構図も色彩も形も、構造もそしてその時代にはない、新しい革新的なイメージを創造しています。ミースファンデルローエのコラージのコートハウスのイメージレンダリングも美しい形と構造を創造しています。
3人ともまったく異なるコンセプトと表現スタイルが特徴と言えます。
建築科を受験する人を見ていて思うのは、学力もありとても論理的でいいのですが
新しい発想をするのに慣れない人がいます。自由に自分の感覚やイメージで描くのではなく見えない枠を作りその中で安全にいこうとする時があります。
芸術は過去の解答を記憶しトレースするのではなく、破壊すなわち今までの価値観ではなく新しく創造する自由が前提条件なのです。でもいきなり絵を描けと言われても、進学校では美術や音楽の授業もない高校がほとんどだと思いますので、ふだんから何でも描く事です。簡単なスケッチブックやなければアートやアイデア用のノートを1冊作り、そこに身の周りのものを描く事を薦めます。
家にいる猫、家族、果物、植物、魚、花、雲、石、貝、川、神社、校舎、部活の人など....目と手と頭はふだん意識してないでしょうが、アーテイストはまず自分の心の中の想いやイメージを絵やことばや夢想とも言えますが、そういう作為をドローイング
あるいはマスタ−ドローイングという形で最初に大事にします。
自分の目と手と頭でとにかく沢山描いてください。その内に思ったことを自分なりに描けるようになりますので継続してください。将来にも必ず役に立つ良い習慣になります。
レオナルドダビンチの構想ノートを見たことのある人も多いと思います、天才的画家で建築家で彫刻家でもあり500年後の科学、医学、天文学、工学、数学、飛行機、潜水艦、時計灌漑、戦争兵器、建築などの新たなジャンルをすでにノートに書き記しています。
➡あとは人の形を空間との関係で正しく描けると良いですね、美大とは視点基準が異なり、描写力をもとめるのではないのでうまいデッサンを目標とするのではなく自分独自のアイデアを絵で描けるようにするという事です。それでもただの線描ではなく、陰影や遠近法の基本は理解して描けるように、過去門を全て解答して専門家に見てもらうことを薦めます。
元々、早稲田の建築は私が受験した時代から”石膏デッサン”などがありましたので、
総合芸術としての建築という考えがあるので、実技入試のない一般大学の工学部とは異なるポジションを確立してきた歴史があります。今ではいくつかの建築科では実技入試があり、横浜国大建築などは美大同様立体構成の入試があります。
➡ 結論から言うと、「現代は新しい建築芸術のための、見た事のない”美しいイメージの創造”と”かたち”そして”構造”の3つの事を創る建築芸術家であり革命家」を求めている世界的な流れがあるのではないかと言えます。
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