江戸のころ「吉原には一夜にして千本の桜が咲く」と。
3月の末になると職人が総出でメインストリートに桜を植えたという
なんとも豪勢な話だけど吉原ならではの話。
その吉原の桜を見に行きましょう。
吉原の外れ「吉原弁天」、
狭い境内に桜がいっぱい、と言ってもほんの数本だけど。
ただ大きな木なので見応えがあります、
弁天さまは家の中なので見られないかな。
観音様は満開の桜の下で、、、
関東大震災で亡くなった遊女たちの鎮魂を祈って作られました。
こんな狭い境内に何でこんな大きな木が、
ヒヨドリを喜ばせるためではないことだけは確かです。
メインストリート「仲之町通」が終わる辺りに吉原神社、
枝垂れ桜が一本。
ピンクの花をきれいに咲かせてくれました。
「逢初桜」と呼ばれ恋焦がれる人に初めて逢うという意味、
200年前にご神木として植えられたけど後に焼失。
今は二代目がきれいな花をつけています。
地面まで枝垂れるその光景は
その昔の吉原を彷彿とさせます。
大きな大きな弁天池を埋め立て
そのあとには小さな小さな花園公園が残りました。
この時期には大島桜やソメイヨシノが咲き誇ります。
そしてこの辺り一帯には「一葉桜」が。
幹線道路である国際通りを始め小さな道に至るまで
一葉桜が植えられています。
八重咲の大きな花、見上げるとその大きさに圧倒されます。
真ん中のシベの間から小さな葉が出ることから一葉桜と
咲き始めはピンクで後に白く変わります。
この辺りは樋口一葉の聖地?だけどそれとは関係ないみたい。
浅草からこの辺りまでの大きな道に一葉桜の並木が植えられました、
「一葉桜祭り」なる催しもあって「江戸吉原おいらん道中」などもあったけど
これもコロナのせいでここ数年開催されていません。
行こうと思っているうちに中止になってしまった、
ネットで拾ってきた「江戸吉原おいらん道中」です。
data: PowerShot G7X MarkⅡ。 撮影 3月30日 吉原に咲く桜たち
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