本郷から不忍池を回って

　　湯島の断崖絶壁、ここを切り取った切通坂を上がって
　　本郷へ入ります。東大が目的だったけど
　　そのあたりをぶらぶらして帰りは不忍池へ、
　　ここで"あの"タムロンがご機嫌ななめ、参ったな。


　　

　　　　　湯島の坂を上がってきてここは本郷三丁目、この先はまた下って後楽園方向。
　　　　　馬の背みたいな所だけど私には懐かしいところ。
　　　　　東京へ来て後楽園の近くにいた私はこの道はほぼ毎日通っていた、
　　　　　ここを通って上野、銀座、新橋まで仕入れと配達が初めての仕事。

　　　　　町会を通して後楽園遊園地の無料パスが配られ夜になるとよくいった、
　　　　　夏の夜、遊園地はクレージーキャッツなど芸人が来る、間近で無料でハナ肇など見放題ね。




　　

　　　　　交差点の斜め向こうに「かねやす(雑貨店)」・・・「本郷も　かねやすまでは江戸の内」。
　　　　　江戸時代に大火があり一帯が焼けてしまった、大岡越前は「ここより南は耐火構造にせよ」、
　　　　　北側は今まで通りだったのでこの「かねやす」までが江戸なのかと川柳にうたわれた。




　　　　　　　　　　


　　　　　　　　　　本郷には明治が色濃く残る、多くの文人が住んでいた「菊坂」。
　　　　　　　　　　お蔦主税の悲恋物語「女系図」に出てくる真砂町の先生は
　　　　　　　　　　もうちょい先の真砂町に住んでいた。




　　

　　　　　東大赤門、受験生が間違ってここから入らないように係員が対応していた。
　　　　　加賀の前田さんちに将軍家から嫁が来た、慣例で作られた赤い門。
　　　　　東大の正門はもうちょい先まで歩く、そのあと折り返して不忍池へ向かいましょう。




　　

　　　　　不忍池はゆりかもめの天国、たくさんのゆりかもめが舞っていたが、、、
　　　　　ここらあたりから"あの"タムロンがご機嫌ななめに。
　　　　　先日の私の罵詈雑言が頭にきたらしく、なだめてもすかしてもご機嫌は直らない、
　　　　　さあ困ったぞ、とりあえず広角で撮るしかないかな。




　　

　　　　　この日はめちゃ冷たかった、
　　　　　枯れたハスの茎に乗ってるのではなく凍った池を歩いている。




　　

　　　　　ゆりかもめ乱舞。




　　

　　　　　一面に枯れた不忍池のハスの向こうに弁天堂、
　　　　　今日は近くまで行ったけどこの位置から見た方がいいね。




　　

　　　　　近くまで行くといろいろ邪魔ものがあったりしてどうもイマイチ、
　　　　　少し離れたほうがいいみたいね。




　　

　　　　　こんな寒い日にも元気だね。
　　　　　岸で見ている家族に向かってきたスワンボートが一隻、
　　　　　乗っていた子供たちは元気にペダルを踏んでいた。

　　　　　飛んでいるゆりかもめを撮ろうにもタムロンは言うことを聞いてくれない、
　　　　　シャッターチャンスを逃すこともしばしば。
　　　　　参ったな、前言撤回するから、可愛がるから機嫌を直してくれよ。(^^;

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　1月13日　本郷から不忍池へ