東十条探偵団2

明日は何を撮りに行こうかな?

白いルコウソウ

2018-07-21 | 季節の花
  暑いのを我慢して百花園へ走る、
  毎日を蟄居謹慎していたらネタがヤバイ。
  しかし暑いね、河川敷ハイウェーにも人影はない
  今頃あそこを走るなんて自殺行為だよ。


  

     小さく狭くいかにも"珍品"を置くような棚に白いルコウソウがあった。
     上へ伸びたツルと下へ垂れ下がったツルに白い花が数輪。




  

     白いルコウソウは初めて見た、
     清楚でグリーンカーテンにはいいのかもしれない。




  

     花は次々と咲くらしい、終わった花は手早く摘み取りましょう。




  

     日本へは江戸時代初期に渡来し、
     当時は「カボチャアサガオ」と呼ばれていたらしい。
     カボチャとはカンボジアのこと、
     カンボジア経由で来たということね。
     江戸初期なのにいろいろなことをしっかりと見ている。

     花言葉は「常に愛らしい」、赤い花は特に愛らしいな。




  

     同じ棚に、サギソウ(鷺草)の鉢植え。
     サギソウも見たかったけどこの高さでは一番の特徴である
     サギに似ている花の姿に見えない。
     以前はもっと低い棚に置かれていたのでサギが飛ぶ姿に見られた、
     ただ持ってきて置いただけの仕事を「やっつけ仕事」という。

     低い棚があるのだからそっちへ置いてくれれば来園者に「サギソウ」を披露できるのにね。
     それに向こう向きの花も、職人サン常駐しているんだから向きをちょこっとね、
     我々が手を出して直すわけにもいかんでしょ。

          data: 撮影 7月18日 向島百花園
          


     暑いので頭だけでもさっぱりしようと床屋へ行く。
     クラシックな引き戸を開けしばらくハアハアと肩で息をしてるとおばちゃんが出てくる。
     ♀「そんなとこでぶっ倒れないでよ、もうちょっと向こうならあたし知らん顔してるから」、
     毎回こんな感じのジャブの応酬から始まる。

     ♀「今夜の花火、行くの?」
     ♂「こんな暑さの中行ってらんないよ、オレの魂が花火と共に昇天しちゃう」
     ♀「なんか汚らしいのが花火と一緒によたよたと夜空へ上がっていくのかい!?」
     ♂「おいなんだあの汚いのは、早く叩き落しちゃえなんて言われてね」
     ♀「花火見に来たお客さんかわいそうだから隅の方でそ~っと昇天しちゃいな」・・・。

     床屋終わっていいオトコになったらおばちゃんは外まで出て送ってくれる。
     ♀「おや、帽子被らないのかい?バカになっちゃうよ」
     ♂「もうなってるよ」
     ♀「それじゃ直っちゃう・・・!」。

     おばちゃんとは同い年、この地に70年以上住んで今は一人でやっている、
     なんつったってガラッ八だから近所の人に好かれているかわいいおばちゃんだ。
     帰りには必ず缶コーヒーを持たせてくれる、昭和の時間が流れてる私の地元。

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2 コメント

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Unknown (くぅ)
2018-07-22 15:23:19
あ~いいなぁ。
テンポ良い会話は、落語みたい。
こんな会話を聞くと昭和って素敵。
いつの間にか平成の世も終わろうとしてるもんね。
我ら昭和っこ?は、もう旧人類?

白のルコウソウもサギソウも涼しげ。
鉢の管理人さん、暑くてそこまで気が回らないかな?^^;

窓から涼しい風が入ってきます。
今日は午前中お世話になった方の葬儀へ行ってきました。
昭和17年生まれですってぇ~
昭和・・・いろんなものが消えていくね。
いいものも悪いものも・・・
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くぅさん (jugemu)
2018-07-22 19:05:35
どうも落語の世界に生きているようで困ったものですが、
類は友を呼ぶとか言うように周りはみんなそんな人。
やっぱりお互いそんな人を求めているのかな、
気がつけばそんな気のいい人ばかり。

そうですね、私はとうとう平成には馴染めなかった。
未だに年号と言えば昭和、
天皇と言えば昭和天皇がまず頭に浮かぶ。
多感な時期を昭和で育ってきた、
自分が生まれたのも子供が生まれたのも昭和、
昭和なくしては世の中は語れない。
第一昭和ってのは語呂がいいですよね。

ここのところまた昭和生まれの有名人が次々と
鬼籍に入っています。
同年配の人たち、同じ時代を生きてきた人たち、
名前を聞くと同時に記憶は一っ飛びに遡って
あのころはよかったなぁ、周りはみんな輝いていた。

昭和は遠くなりにけり、、、
次の時代は何と呼ばれるのか、
辛く厳しい時代になることでしょう。
昭和は最後の楽園だったのかもしれません。
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