東十条探偵団2

明日は何を撮りに行こうかな?

一葉記念館と一葉記念公園

2022-02-03 | 散歩

  樋口一葉は本郷からこの地に引っ越してきて、
  わずかの間だったけどここで「たけくらべ」の構想を練ったようです。
  すぐ近くの浅草鷲神社からちょっと遠い三島神社まで
  一葉の足跡はたくさん残されています。

 

   千束稲荷神社。
   旧居跡からこの神社まで歩いても5,6分というところかな、
   すぐ近くにはたけくらべに出てくる?「大音寺」もあります。

 

 

   一葉はよくここに遊びに来ていたみたいです、
   境内にはたけくらべの一節と共に胸像が。
   明日ハ鎮守なる千束神社の
   大祭なり今歳は殊に
   にぎはしく山車などをも引出るとて人々さわぐ
                          樋口 夏

 

 

   千束稲荷神社から国際通りを渡ってすぐ「樋口一葉旧居跡」の説明板、
   この向こうちょっと奥に飛不動があり、さらにその向こうに浅草鷲神社が。

 

 

   一葉記念館。
   「たけくらべ」の舞台となった竜泉(龍泉寺町)に一葉の文学業績を残すべく、
   台東区が事業主体となって1961年に開館しました。
   そして、旧館の老朽化が進んだこともあり、2006年にリニューアルオープン、
   1階に龍泉寺町の街並みを再現したエントランスギャラリーがあるそうです。

 

 

   記念館の前に一葉記念公園。
   樋口一葉記念碑や一葉女史たけくらべ記念碑などが
   説明板と共に立てられています。
   遊具、ベンチが明治風に造られていて面白い。

 

 

   すべり台にはこんな絵が。

 

 

   狭いから仕方ないのかな、トイレ前のベンチ。

 

 

   一葉女史たけくらべ記念碑。
   「たけくらべ」は一葉がいた当時の竜泉寺町を中心に吉原界隈が舞台となった、
   碑文は女史の旧友歌人佐佐木信綱の作並びに書による次の2首が刻まれています。
   「紫の古りし光にたぐへつべし君ここに住みてそめし筆のあや」。
   「そのかみの美登利信如らもこの園に来あそぶらむか月しろき夜を」。

 

 

   近所には一葉の名を冠したお店がいっぱいあります、
   一葉の五千円札が出たころこのお店で
   それをかたどった五千円札煎餅を買ったことを思い出しました。

   この辺りは吉原と隣り合っていて吉原の賑わいとか
   嬌声が聞こえてきたことでしょう、
   大門は反対側にあるのでこちら側からは入れないけど
   お歯黒ドブにある跳ね橋を渡れば入ることもできる。
   一葉はそんな環境の中にいてたけくらべを書いたのでしょうね。

 

          data: PowerShot G7X MarkⅡ。 撮影  1月23日  台東区・一葉記念館

          

コメント (2)
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