シャンテ サラのたわ言・戯れ言・ウンチクつれづれ記

"独断と偏見" で世相・経済からコミックまで 読んで楽しい 面白い内容を目指します。 

話し合うことが大事

2008年11月30日 | 事件事故の多い世
写真は、元厚生次官宅襲撃事件で、警視庁に移送される小泉毅容疑者 (中央)。
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またも発生した連続殺傷事件。 社会の病める部分が再び暴走した思いです。 日本はこれを自分で治す自浄能力がないのでしょうか?
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「元厚生次官宅連続殺傷事件」(ニュース解説/時事通信 11月30日) _■ 事件の概要 ■
11月18日、旧厚生省の事務方トップである事務次官を務めた官僚OB宅を狙った連続殺傷事件が発生した。

この日午前10時15分ごろ、さいたま市南区の元厚生事務次官山口剛彦さん (66) と妻美知子さん (61) が自宅玄関で胸を刺され、殺害されているのが見つかり、午後6時半ごろには、東京都中野区の元厚生事務次官吉原健二さん (76) 宅で、妻靖子さん (72) が男に刺され、重傷を負った (※追加1へ続く)。
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「友達いなかった_小泉容疑者、孤独で強い顕示欲」 (iza 11月28日) _「飼い犬の仇」「官僚は悪」。 元厚生次官ら連続殺傷事件で、銃刀法違反容疑で逮捕された無職、小泉毅容疑者 (46) は、逆恨みといえる犯行動機を一貫して供述している。 職場の解雇、多額の借金といった鬱屈した生活も明らかになってきた。「友達は1人もいなかった」と供述する小泉容疑者。 執念深さ、問題解決能力の欠如、苦手な人付き合い…。 言動からはそんな人物像が浮かんでくる (※追加2へ続く)。
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記事から、容疑者は他人との接触が極端に少ない人物に思えます。 他人と話す機会があれば、自分が考えていたことにも別の考え方があることにも気付き、或いは それはこういうことからそうなっているものだと知らされることも多いものです。

自分一人で考えても解決できなかったことも、複数の人と話し合うことで解決できることもあります。 またそこで解決できなくても、こういうところに聞いてみたら、道筋が見えてくるかも知れないと助言をもらうこともできます。

要するに、人間一人ではできる範囲というのは非常に小さなものだと分かるものです。 トラブルに巻き込まれたり、困った時は一人で抱え込まず、回りの人を巻き込んで助言をもらうのが一番です。

話しかける人を回りに作っておくというのは、話を聞いてもらおうとする時に有効です。 そのために近所付き合いというものが欠かせません__簡単なことで、挨拶をし、自宅回りをキレイにし、騒音などを出さない、他人に迷惑をかけない、ゴミの出し方などの地域ルールを守る__それだけで十分です。

それらだけをやっていれば、他人はプライベートなことには入ってきませんし、恨まれることもなく、また自分から話しかけることもできます__相手が話に応じなければ、仕方のないことですが。
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話す友人がいなかったというのは、何やら、隣国のやたらミサイルを海へ打ち込む「ある国」を連想させます。 この国も胸襟を割って話す友好国がないのでしょう。 友人というのは大事ですね。

以上


※追加2_■ 正確に記憶 ■
「1974年4月5日に、飼い犬の『チロ』が殺された」。 出頭翌日の23日夜、小泉容疑者から山口県柳井市の父親 (77) に届いた手紙にはこう書かれていた。 逮捕直後に供述した「ペットを殺されて腹が立った」、出頭直前に報道機関にメールで送った「家族を殺された仇討ち」と内容が一致。 年月日、曜日まで正確に記憶しているあたりに、執念深さが垣間見える。

「10代から厚生大臣を殺そうと思っていた。 大学で勉強し、国を動かしている官僚が悪だと分かり、大人になったら仇を討とうと思った」とも供述。

34年前の出来事が連続殺傷に結びつくのか。新潟青陵大学大学院の碓井真史教授 (社会心理学) は「純粋で傷つきやすい性格。 通常、心の傷は徐々に薄れていくが、小泉容疑者は大学生活や仕事がうまくいかず、事あるごとに思い出しては、恨みに凝り固まっていった」とみる。
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※追加1_ 警視庁は連続テロ事件の可能性があるとみて、殺人などの容疑で捜査していたところ、事件から4日後の22日夜、東京・霞が関の警視庁本部庁舎に「自分が元次官を殺した」と男が出頭。 ナイフを所持していたことから銃刀法違反の疑いで逮捕した。

逮捕されたのは、さいたま市北区東大成町、無職小泉毅容疑者 (46)。 警視庁の調べに対し小泉容疑者は、元次官夫妻ら計10人を殺害する計画だったと供述している。 動機について同容疑者は、昔飼っていた犬を保健所に処分されたことで腹が立ったと供述している。

■ 夫妻で計10人殺害計画=元次官ら、警戒厳しく断念か-小泉容疑者が供述■
3人が死傷した元厚生事務次官宅連続殺傷事件で、銃刀法違反容疑で逮捕された無職小泉毅容疑者が警視庁の事情聴取に、元次官夫妻ら計10人を殺害する計画だったと供述していることが24日、分かった。

警戒が厳しくて断念したとみられ、警視庁などは前例のない計画の全容を捜査。 同日、同法違反容疑で小泉容疑者を送検した。

これまでの調べに、同容疑者は「大学へ行き、高級官僚が悪だと分かった」と供述。 その上で、一方的な思い込みを口にし、ほかの殺害計画があったと話した。

元次官らの名前を挙げており、「元次官らで5人、妻を入れて計10人を襲うつもりだった」と話している。 しかし、警察当局の警戒が厳しいため、「これ以上はできない」として断念したとの趣旨の供述もしているとみられる。

同容疑者は襲撃対象の住所について、「図書館にある住所録などで調べた」と話している。 同容疑者は自分の人生を振り返り、「大人になったら仕返しをしてやろうと思っていた」とも話している。

これまでの調べに「自分が飼っていたペットを保健所に処分されて腹が立った」と供述。 三十数年前の小学生時代に飼い犬を処分された経験があるといい、同庁は関連を調べている。

一方、警視庁は同容疑者が出頭の際に使用したレンタカーの捜索で、襲われていない元次官のあて先が書かれた段ボール箱があることも確認。 自宅からは数枚の配達伝票のほか、段ボール箱数箱も見つかったという。

同容疑者は既に連続事件への関与を供述。同庁などは血痕などの鑑定を急ぎ、裏付けを進めている。

■ 宅配業者で勤務経験=人間関係で転職、バイト -出頭直前、10年ぶり実家に電話 ■
銃刀法違反容疑で逮捕された小泉毅容疑者は約10年間、実家と音信不通だったが、22日夕に突然電話した。 元気で、手紙を送ったと伝えたが、その後に出頭。人間関係がうまくいかずに職を変えており、宅配業者の経験もあったという。

父 (77) によると、小泉容疑者は山口県柳井市で生まれ、高校まで地元の学校に通学。 佐賀大理工学部に進学し、電子工学を専攻した。「子供のころは勉強もでき、友達も多く、ひょうきんだった」という。

しかし、大学は8年間在籍して中退。 東京のコンピューター関連会社に就職したが、人間関係がうまくいかずに2、3年で退社した。 その後は宅配業者などでアルバイトをして暮らした。

約12年前、家業のアイスクリーム卸売業を継ぐために山口へ戻り、勉強のために取引先の食品会社に勤務したが、人間関係がうまくいかず、約2年後に退社。 インターネットで仕事を探し、さいたま市のアパートに引っ越した。

以後は帰省せず、父は年に約1回、電話をしたが、約10年間、1回も出なかった。 留守番電話に「何か困ったことはないか」と伝言を残しても、反応はなかった。 母 (70) は約3年前に1回だけ手紙を出したが、返事は来なかった。

同容疑者の仕事や暮らしぶりも分からなかったが、アパート管理人から「きちんと家賃は支払われている」と聞いていた。

同容疑者の「毅」という名前は、父が名付けた。「犬養毅元首相にあやかり、正しく強く生きてくれることを願った」という。

22日は午後5時ごろに電話があった。「元気でやっているのか」と聞くと、「やっている」と答えた。 その後、「手紙を送った。 見てくれ」とだけ言って電話を切った。

声は明るかったといい、父は「確かに息子の声だった。 何か良いことがあったのか、嫁でももらったかと思ったのに」と声を落とした。

■ 手紙に「チロの敵をとった」=出頭前、実家に送付 ■
元厚生次官宅連続襲撃事件で、銃刀法違反容疑で逮捕された無職小泉毅容疑者が出頭前に山口県柳井市の実家に送った手紙に「1974年4月5日に飼い犬の『チロ』が保健所に殺された。その敵をとった」と書いていたことが26日、警視庁と埼玉県警の調べで分かった。

調べに対し、小泉容疑者は動機について「保健所にペットを処分され腹が立った。 仕返しをしようと生きてきた」と説明。 捜査本部は供述を裏付ける証拠とみて手紙を押収した。

父親によると、小泉容疑者は22日夕、約10年ぶりに父親に電話をかけ、「手紙を送った」と伝えた。 手紙は23日夕に届いた。

小泉容疑者は22日午後9時20分、警視庁本部庁舎玄関に車で乗り付け、出頭した。

■ 30数年前、ペット処分の経験=迷い込んだ野良犬飼う ■
銃刀法違反容疑で逮捕された小泉毅容疑者は三十数年前、ペットとして飼っていた犬が保健所で処分された経験を持っていた。家族に懐いた犬だったといい、同容疑者はかわいがっていたという。

父によると、同容疑者が小学生のころ、自宅に野良犬が迷い込んだ。その後、半年から1年ほど飼っており、父が散歩を担当していた。

家族に懐いたが、大きな犬で、よく他人にほえたため、父が近所の人にかみつくのを心配し、保健所に処分を依頼したという。

同容疑者は3、4歳のころから約4年間、父がもらった白い雑種犬を飼っていたこともあった。

死んだ際に自宅裏に墓を作るほどかわいがっていたといい、「悲しい思いをするのは嫌なので、もう犬は飼わない」と家族で決めたという。

■ 地元タクシー会社とトラブル=「事故」訴え、治療費要求 ■
元厚生事務次官らの連続殺傷事件で、銃刀法違反容疑で逮捕された小泉毅容疑者が、交通事故に遭ったと訴え、地元さいたま市のタクシー会社とトラブルになっていたことが24日、分かった。

同社はその後、同容疑者が「足が痛い」と文句を言ってきたため、治療費を損害保険会社を通じて支払った。 同容疑者は約1年間にわたり、通院にタクシーを無料で利用したという。

同社によると、トラブルは05年12月1日午後4時45分ごろ、同市の路上で起きた。小泉容疑者が横断歩道を歩行中だったため、男性運転手 (58) がタクシーを止め、渡ったのを確認の上、発進させたところ、同容疑者が突然、「当たった」と訴えたという。

左のサイドミラーが曲がっていたが、運転手は「小泉容疑者が自分で曲げた」と反論。 同容疑者は謝罪と 3,000円 を要求した。

運転手は当たっていないとして、支払いを拒否したため口論になり、警察官と救急車が出動する騒ぎになった。 同容疑者はその際、病院には行かなかったという (2008/11/24)。

■ 新築工事騒音に苦情=社長宅見つけ、押し掛け ―会社に怒鳴り込みも ■

小泉毅容疑者は自宅アパートの隣で住宅の新築工事をした会社の社長宅を割り出し、押し掛けて大声でわめくなどしていた。

施工会社によると、工事は03年秋、同容疑者の住むさいたま市北区のアパートの隣地で始まった。 小泉容疑者は「うるさい」「やめろ」と現場監督に苦情を言ってきた。

同年12月、会社を突然訪れ、会議室に無断で入り込んだ。「工事をやめろ」「音に悩まされている」と大声で30分以上わめき、かぶってきたバイクのヘルメットを机に何度もたたき付けた。

翌年3月17日午前1時すぎには、施工会社の社長宅の留守番電話に小泉容疑者の声で「お前がおれに嫌がらせをする悪の根源か」「ただじゃおけんからな」と吹き込まれた。

小泉容疑者は同29日午前0時50分ごろ、社長宅前にバイクで乗り付けた。 クラクションを鳴らし、社長に「出てこい」と繰り返した。 通報で20―30分後に埼玉県警大宮署の警察官が到着するまで大声を出し続け、自分の自転車がパンクさせられたと主張した。 警察官は免許証で小泉容疑者と確認した。

社長宅の住所を調べるには、県庁で業者名簿を閲覧するか、業界団体の名簿を入手するなどの必要があったという (11/24)。

■ 約百万円の借金か=柳刃包丁、1カ月前に購入 ■
元厚生次官宅連続襲撃事件で、銃刀法違反容疑で逮捕された小泉毅容疑者に約百万円の借金があるとみられることが26日、警視庁などの捜査本部の調べで分かった。

同容疑者が持っていた血の付いた刃物は柳刃包丁で、事件の約1カ月前、さいたま市内の自宅近くのショッピングセンターで、約 3,000円 で購入したという。

調べによると、小泉容疑者は無職で、出頭時に約 8万8,000円 の所持金があったが、消費者金融など数社から約百万円の借金があるとみられる。 ローンのためのカードも所持していた。

同容疑者は出頭時、サバイバルナイフなど計10本の刃物を所持。 一本は血が付いており、柄の部分に白い布が巻かれていたほか、プラスチック製のつばが付いていた。 10本の中で一番新しい刃物という。

捜査本部は中野区の元次官吉原健二さんの妻靖子さん刺傷事件で、同容疑者が使用したとみられるレンタカーを押収しており、詳しく調べている (11/26)。

以上

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