シャンテ サラのたわ言・戯れ言・ウンチクつれづれ記

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ワンマン会社は極楽ではない?

2023年03月06日 | 経済あーだこーだ
2022年に CEO に復帰した永守重信氏にとっても正念場か (※1と※2から)。
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日本電産についての下記記事を読むと なかなかにユニークな内容でしたが、よくよく考えると 創業者が会社を大きくして、しかも その創業者がいまだに最高の職位にある企業というものは、概ね このようなものだろうと推理します。
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『日本電産で大量退職 元幹部社員が告白 “永守重信会長への過剰な忖度が蔓延している“』(3月1日 マネーポスト WEB ※1) __

『日本電産で大量退職 元社員が辟易とした “永守イズム”と “物品購入に5回値切り“ 等の社内ルール』(3月2日 マネーポスト WEB ※2) __
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創業者が会社を大きくした例には 他に『楽天』『ユニクロ』『ソフトバンク』『テスラ』などがありますが、創業者はそれぞれユニーク・個性的な人ばかりですね。

『テスラ』創業者のイーロン・マスク氏の発言を載せた記事を1つ読んだ事がありますが、個性的というよりは “少し変わっている“ との印象を受けました。

彼は、レシプロ・エンジンが大半を占める自動車業界で電気自動車 (EV) を発売・推進し、世界的な EV 化への流れを形成した人物です。 逆に考えると 並の考えの人では、このような革命的な産業の転換はなし得なかったでしょう。

だから 何でも創業者のやり方でいいというのではなく、ワンマンの創業者が会社を牛耳っていれば、こうなるのが自然だろうというものです。 ワンマン創業者に憧れて その会社に入社し、ワンマン創業者に共感したら 会社に居続ければいいですし、共感できないのなら 会社を去ればいいだけの話しです。

市場は、「日本電産の株価の下落が止まらない。 2023年3月6日終値は 6,868円とピーク時の株価の4割5分程度と低迷している」(日経クロステック 3月6日) と見ています。
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ワンマンの会社が業界の中で支持を得ていれば 業績は上がり、支持を得ていなければ 業績は下がるでしょう。

ワンマンの会社が大きくなったというのは業界の中で支持を得た証拠であり、ワンマンの会社が大きくならなかったというのは業界の中で支持を得られなかった証拠です。

ただ 世の中の流れや環境は固定されたものではなく、常に動いています。 そうした外部要因に合わせて、ワンマン会社も柔軟に変わるなら 会社は更に発展するでしょうし、変われないなら発展しないでしょう。

創業者が率いる日本電産が今後も業績を上げ続けるのなら賞賛を浴び、業績を上げられないなら 創業者は柔軟な経営を出来なかったといわれるでしょう。
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1つ付け足すと 大会社を経営するには、幾ら能力があってもワンマンだけでは無理です。 必ず ワンマンの意向を受けて、細かく指示を出す部隊が必要です。 その部隊が優秀かどうかが重要です。

プーチン大統領が率いるロシアを、ワンマンが率いる大会社に見立てると __ 部隊が優秀かどうか判断できます。 私の見立てでは、この “部隊は優秀ではない“ といえますね。

業界を世界に例えると、ロシアを積極的に支持するのは中国・北朝鮮・ベラルーシくらいの国で、他の大多数の国は支持していません。 いずれ ロシアのワンマンは退陣か方向転換を余儀なくされるのではないかと推理します。

今日はここまでです。

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