シャンテ サラのたわ言・戯れ言・ウンチクつれづれ記

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反射鏡と照明のどっちが …

2013年11月22日 | テクノロジふ~ん
下写真は、設置された巨大な鏡から市の中心部の広場に光が届くというリューカン市。
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山あいの谷底のような土地だと 確かに陽が射すのも遅いし、陰るのも早く、要するに陽当たりが悪い。 特に北欧なんかだと 夏場は白夜でも、冬場は白夜の反対で半年近くは真っ暗で、殆ど陽が差さないんじゃないでしょうか?

ロシアのモスクワでは、色白より日焼けしていると羨ましがられると別記事で読みましたから、ノルウェーでも事情は同じ? 彼ら高緯度地方に住む人々の太陽への憧れは、我々よりも強いのが容易に想像できる。

報道にある 50平方メートルほどの鏡だと、競技場の照明よりも暗いのではないかと想像する。 東京ドームの照明代は、18分で 3万円 以上らしいですから、24時間で「電気代」は 240万円 以上、その30日分は 7200万円 になりますね。 1ヵ月 1億円 という情報もありますから、半分の12時間だけ照明するとしたら 5000万円 となります。

ノルウェーの巨大鏡の総工費が約 8400万円 ですから、東京ドームのひと月分くらいです。 維持費用は、太陽の動きに合わせて角度を変えるモーター電力代だけですから、月に 100万円 もかからないと想像します。

となると、あの明るさ程度なら納得のコストパフォーマンスかも。 テレマーク県全体で 16万人 の人口、設置されたリューカン市の人口は不明ですから、市だけでは月に 5000万円~1億円 もかけていたんでは、恐らく市財政が破綻してしまいます。 適切な選択だったのでしょう。 因に ノルウェー全体でも、人口は 500万人 以下です。
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「谷底の町を巨大鏡で照らせ、100年越しの夢かなう ノルウェー」(11月4日 CNN) _ ※追加1へ
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※追加1_ 山に囲まれて1年の半分は日が当たらなくなるノルウェー南部の町リューカンで、山頂に巨大な鏡を設置して太陽光を反射させ、市中心部の広場を照らすプロジェクトがこのほど完成した。 リューカンの町は首都オスロ南西部テレマーク地方の峡谷地帯にあり、2000メートル級の山々に囲まれているため9月から3月の間はほとんど日が当たらなくなる。

その状況が、今回のプロジェクトで一変した。 山頂部に設置された鏡3枚は、高さ6メートル、反射面の合計は 50平方メートル。 コンピューター制御で太陽の動きに合わせて 10秒ごとに角度を変え、市中心部の 600平方メートルの範囲に太陽光を反射させる。 総工費約 85万ドル (約 8400万円) をかけて完成させた。 同プロジェクトの構想は、実は100年前にさかのぼる。

リューカンはもともと、104メートルの滝の落差を利用したノルスク・ハイドロ社の肥料工場を中心に発展してきた。 創業者のサム・エイデ氏は、従業員の生産性向上のため、鏡で町を照らす構想を描いていたという。

当時は技術的な制約から鏡の設置は実現できなかったものの、1928年に北欧初のケーブルカーが建設され、住民は山頂に登って日光浴ができるようになった。 2005年になって地元のアーティストが鏡のアイデアを復活させ、主にノルスク・ハイドロなどから実現のための資金を調達した。

山の中の建設地には重機などを運び込める手段もなかったことから、100年前の技術を使って完成させた。 鏡を動かすシステムの設置には、太陽熱発電を手がける独ソーラー・タワー・システムズが協力した。

リューカンは1965年の映画「テレマークの要塞」の舞台としても知られ、ユネスコの世界遺産の登録候補地もなっている。 市観光局は、町を照らす巨大鏡を冬場の観光客の増加にもつなげたい考えだ。

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