シャンテ サラのたわ言・戯れ言・ウンチクつれづれ記

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やっと Vista に前向きな評価が

2008年05月27日 | 電子産業は花形?
07年1月に出荷されたこの OS は、大きな期待を背負って十分な検証を経て登場したはずだった。 しかし市場の評価は芳しくなく、採用が大きく進んだとはいい難い。 むしろ少ないメモリーで安定して動く先代 XP が見直されたり、要望が強く XP 延命が発表されたほどだ。
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「Vista はそろそろ仕事に使えるか?」(5月23日 戸田覚 / 日経 BP net) _ Windows Vista の SP1 (Windows Vista with Service Pack 1) が発表された。 OS そのものの機能は、登場以前とほとんど変化がないのだが、より安定して快適に動くようになっている。 マイクロソフトの資料によれば、Windows XP に比べ、スリープへの移行・復帰/ファイルコピー/ファイル検索/アプリの起動などの時間が大幅に短縮されているという。

もちろん、Windows Vista の初期出荷版に比べても、ファイルのコピーやスリープの復帰などが早くなっているそうだ。 また、モバイル環境の機能も強化され、バッテリー駆動時間が約3割長くなっている (※追加1へ続く)。
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このレポートは、登場当初は評判が芳しくなかった Vista だが … としながらも、かなり好意的に書いてある。 但しノートは軽い動作の XP に分があるとも。

フリーズすることはほとんどない … とあるが、「全くない」ではないから、今でも多少あると想像する。 それやこれやで、もう断然おススメですよ ともろ手を挙げているのではなさそうだ。

XP の 256MB に比べ 1~2GB のメモリー食いは変わってない。 もっとも今はメモリーはかなり安いから気にする向きも少ない。 価格.com 5月27日では、ノーブランド DIMM DDR SDRAM PC3200 1GB CL3 が¥3,000 から、SODIMM DDR 1GB PC2700 CL2.5 が¥5,800 から、SODIMM DDR2 SDRAM PC2-6400 1GB が¥2,000 からと安い。

以上

※追加1_ ただし、Windows Vista は自動的にアップデートされていくので、使い続けていると体感的にはあまり変わらないように感じる。 改めて、Windows Vista 登場当時のパフォーマンスを振り返ると、確かに、快適になっているように思うのだが、この点の検証は本連載の趣旨と異なるので、今回は触れずにおく。

今回のテーマは、そろそろ仕事に使えないかと言うことだ。 もちろん、会社で一括導入しているようなケースでは、選択の余地はないだろう。 だが、SOHO 環境や個人的にモバイルノートなどを利用している方の中には、そろそろ買い換えを検討している方も多いはずだ。

■ノートは軽い動作の Windows XP に分があるが … ■
Core 2 Duo のマシンを新たに購入できるなら、パフォーマンスに関しては、まったく問題ないと考えても良いだろう。 特に、重くて困るような場面はほとんどないはずだ。 ただし、格安な Celeron モデルでは動作が重く感じるのも事実。 今購入して3~4年使うことを考えるなら、Celeron は見送った方が良い。

仕事柄、色々なマシンを使って、一番ストレスを感じるのがモバイルノートだ。 Core 2 Duo 搭載モデルでも 1~1.2GHz 程度のモバイル用 CPU では、ちょっと荷が重い。 特にシャットダウンからの起動はかなり時間がかかる。

今購入したモバイルノートを3年使い続けられるかと聞かれると、「ちょっと辛い」というのが正直な感想だ。 もちろん、いったん、起動してしまえばさほどストレスは感じないはずだ。 ならば、携帯ノートなら Windows XP を選ぶかと言われると、実に微妙だ。 SP1 によって、全体的な性能が向上しているポイントも確かにある。 例えば Let's note の最新モデルは、バッテリー駆動時間が延びているのだ。

現実的な解答として、今から Windows XP を買うのは、ナンセンスだと思う。 ダウングレードなどで選択の余地もあるのだが、Windows Vista を有効活用した方が仕事にプラスになるはずだ。

■ 検索とファイル管理が Vista のメリット ■
僕は、メインマシンとして Windows Vista を1年以上使い続けてきた。 今さら、Windows XP に戻る気はしない。 登場当初は、評判が芳しくなかった Windows Vista だが、使って見ると、Windows XP よりもはるかに便利だ。

特に嬉しいのが検索機能の強化だ。 ファイル名や日付で検索するだけでなく、ファイルの内容でも検索が可能なのだ。 もちろん、文字情報を含むファイルだけが対象だが、この機能が役に立ったことが何度もあった。 予定外のフォルダーに保存するなどして、ファイルが見つからなくなったときにはとても便利だ。 メールの添付ファイルまでが検索対象になるので、非常に利便性が高い。 ただし、100% 確実に検出できるわけではないので、「見つかればしめたもの」といった程度の感覚で利用したい。

この種の全文検索ができるツールは、無料で使えるものもいくつかあるが、OS に標準で搭載されていることによって、特に準備することなく、いつでも利用できるのが嬉しい。

ファイル管理も使い慣れれば快適そのものだ。 プレビューのサイズが柔軟に変更できるので、ワープロに写真を貼り付けたいようなケースで、目的のファイルが探しやすくなった。 細かなことだが、最近開いたファイルをピックアップしてリスト化する機能も、とても役立つ。

写真を管理する Windows フォトギャラリーも、写真探しにはなかなか便利だ。 プレゼンのスライド作りなどで写真を利用したいときに重宝している。

■ Windows Vista だけの機能を利用する ■
Windows Vista Ultimate や Business は、バックアップ機能が充実している。 スケジュールを決めて、自動でバックアップが取れるので利用すると良いだろう。 とはいえ、僕個人は、単なるバックアップなら使い慣れたシンプルなオンラインソフトを利用している。

便利なのは、間違って保存したり、削除したソフトを元に戻せるシャドウコピーだ。 一種のバックアップだが、この機能には何度か救われた。

モバイルノートで役立つ機能もいくつか搭載している。 中でも、特に使えるのがプレゼンテーションモードだ。 プレゼンの際に、自動で壁紙を変更したりスクリーンセーバーを止められるのだ。 大事なプレゼンで、子供の写真が壁紙になっていたりすると興ざめなので、ぜひ設定しておこう。

残念なのが、USB メモリーを利用して高速化する ReadyBoost 機能だ。 色々と試してみているのだが、体感上では、ほとんど高速化が感じられない。 過大な期待をしない方が良いだろう。

もちろん、他にも書ききれないほどの機能が搭載されている。 ハードを含めてパフォーマンスが向上してきたこともあり、そろそろ乗り換えても良いのではないだろうか? Windows Vista 登場時から1年半ほど使い続けてきたが、 OS がフリーズすることはほとんどない。 また、フリーズが頻発するという噂も少なく、実に安定しているのだ。 不評なのは不安定だからではなく、重かったからだ。

次期 OS がそう遠くないという噂もあるが、それはそれ。 特別なアプリでも利用していない限り、SP1 なら仕事用としても Windows XP よりオススメできるのだ。

以上

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