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シャンテ サラのたわ言・戯れ言・ウンチクつれづれ記

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プロコフィエフの「ロメオ」

2012年12月30日 | ドイツ以外の音楽
2006年7月27日投稿分__

シェイクスピアの「ロメオとジュリエット」を題材にした曲は多く、他にチャイコフスキーの幻想序曲、ベルリオーズの劇的交響曲、オペラは三つもあって ベッリーニの「カプレーティ家とモンテッキ家」(キャプレット家とモンタギュー家)/ グノーの「ロメオとジュリエット」/ ディーリアスの「村のロメオとジュリエット」です。 

私がこの曲に接したのは、映画化されたバレーもので、マーゴット・フォンティーンとルドルフ・ヌレエフ主演 英王立バレーによるもので、演奏はジョン・ランチベリー指揮でした。 この時 フォンティーンは50近く、ヌレエフは20台と親子ほどの年齢差がありましたが、踊りを見ているうちにそれは気にならなくなりましたね。
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その映画を見た後、適当な LP を探しましたが、ロリン・マゼール指揮 クリーヴランド管のオープン・テープ全曲を入手、マゼールのクールな指揮が合っていました (73年 DECCA 138分)。

次いで デジタル録音が普及する前に試みられたダイレクト・カッティングによる、エーリッヒ・ラインスドルフ指揮ロサンジェルス・フィルの抜粋 LP 盤 (77年 Shefield Lab 40分) を購入。 当時は、うーん すごい音だと納得していました。 録音会場をシャットアウトして、実際の演奏をそのまま持ち込んだカッティング機材で、直接メタル盤にカットしていたそうです。 これがホントの生演奏・生カッティングだったわけですね。 編集なしの、バランスのみ調整するブッツケ本番という訳で、大きく演奏をミスって 例えば変な "パオー!" なんて音が出ちゃったら、どうしたんでしょうか? 恐らくカッティングやり直し、つまり演奏やり直しをしたんでしょうね。 録音はしたとジャケットにはありませんでしたが、CD 時代になって しっかりと CD が発売され、録音もしていたことが分かりました。

小沢指揮ボストン響による全曲 CD は、少しダイナミックさが薄いようです (86年 DG 145分)。 アバド指揮 ベルリン・フィルによる抜粋 CD 盤 は、今 手持ちの中では最もいい音質ですね (96年ライヴ DG 68分)。 新録になるにつれ、音の鮮度がよくなってきます。 また持ってはいませんが、デュトア指揮 N 響の CD をオーディオ店のデモで聞きましたが、意外といい録音でした (90年代? DECCA)。
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バレー曲は、親しみ易いメロディも多いのですが、バレーを見ずに全曲を聞き通すのはかなりシンドク、一度バレーを実演か映画で見た後に聞くと、ぐっと印象が深まって曲に耳を傾けられます。 かくいう私もチャイコの「白鳥 / くるみ割り / 眠りの …」を全曲見通したことはなく、組曲で聞いています。 ま 大概の人はそんなものですよね。     

以上

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