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シャンテ サラのたわ言・戯れ言・ウンチクつれづれ記

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課題を残した立てこもり事件

2007年05月19日 | 事件事故の多い世
「発砲立てこもり事件 SAT隊員死亡 県警『受け身』に終始」(5月19日 産経新聞)_最終的に容疑者を投降させたが、29時間に及ぶ愛知県警の捜査は、撃たれた木本明史巡査部長 (54) を救出した県警特殊急襲部隊 (SAT) の林一歩巡査部長 (23) が射殺される犠牲を出した。 拳銃犯の立てこもりへの対応が難しいとはいえ、県警の捜査には課題が残された (※追加1へ続く)。
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米国だったら、29時間など待たずに2.9時間で突入、犯人を射殺してしまうでしょう。 一応説得はするでしょうが、突入の際 人質が危害を加えられてもやむを得ない 他に選択肢はなかった、となるでしょうね。

どちらがいいとはいいませんが、現場に負傷した警官を5時間も放置したことは再検討すべきです。 幸いこの警官は一命を取り留めましたが、その間に死亡していたら 県警への批判が吹き出していたに違いありません。 本人もその間 ナンで俺は放っておかれるんだ_このまま死ぬのかな と思ったかも。

県警本部長がどういう立場にいたか知りませんが、 29時間もの間 県警トップはどう分析し どう決断したのでしょう。 何も決断しなかったのかも知れません。 後方支援で完全武装していたはずの隊員が射殺されるなど 県警の決断が正しかったかどうかも含めて 課題を多く残した事件ですね。

別の意味では、こうの考えます_殉職警官を出すなど 事件解決に努力した警察がいればこそ、県民 国民の安全が保たれていることに感謝したいですね。 イラクとは大違いです。 県民 国民の財産と安全を命を張って守るのは、警察だけでなく 消防や山岳救助隊など 様々な組織がありますが、それらに従事する人達には感謝の念を持っていますよ。

以上

以下は興味ある人のみ お読み下さい。

※追加1_県警は容疑者逮捕後に会見し、「検挙に至ったことで、適正な捜査だった」(荒井正道捜査1課長) と捜査上の問題点はなかったと強調した。 ただ、推移を見守っていた全国の警察関係者からは、臨場して撃たれた木本巡査部長を6時間近くも "放置" したことへの疑問が投げかけられる。 容疑者は「近づくと撃つ」と威嚇し、県警はなかなか救出に向かえなかった。 愛知県警の荒井課長は「場所や環境が悪く、第2、第3の被害を出さないよう最善の態勢を尽くした」と説明。
 
元警視庁捜査1課長の田宮栄一氏も「結果論でああすればよかったと言うべきでない」と言うが、「撃たれた警官を助けられず手をこまねいている警察が、国民の信頼を得られるか」と批判する現職警官の声も強い。
 
県警が救出に動いたのは17日午後9時過ぎ。 機動隊、刑事部捜査1課、SAT の混成部隊約20人が、容疑者宅の玄関付近に倒れた木本巡査部長にひそかに近寄った。 救出チームがどのような隊形をとっていたか詳細は明らかにされていないが、ジュラルミン製の盾を持った機動隊員が最前列に並び、林巡査部長ら SAT がサブマシンガンで武装して後方支援に当たったとされる。
 
容疑者は警官隊の接近を察知したらしく、木本巡査部長を救出した直後の警官隊に向かって銃を発砲した。 疑問視されるのは、救出の際、容疑者の注意を他にそらすための「支援行動」がなされた形跡がないことだ。
 
「人質を救出し、犯人を制圧するには、チームが連携して陽動戦術をとる。犯人の注意を他に引きつけ、その隙を別チームが突く」と現職捜査員。「今回も、陽動部隊が家の裏手で大きな音をたてるなどして容疑者をそちらに引きつけ、その隙に別チームが救出する手があったはず。 悪い意味で "真正直" にやりすぎたのでは」と語る。

立てこもりの現場では、ちょっとした “機転” が効果を生む例が少なくない。 そうした駆け引きの技術は、立てこもり事件を専門とする捜査1課特殊班に蓄積されているはずだが、なぜ発揮されなかったのか。
 
SAT は警備部に所属し、特殊班は刑事部。双方とも日常的に訓練を重ねるが、交流はない。「SAT は手の内を明かすのを極度に嫌い、同じ警察でも刑事部に訓練を公開しない」(関係者) というほどで、セクショナリズムによった警備、刑事の特殊部隊が緊迫した “本番” で同一行動をこなせるか-と疑問も残る。 今回は刑事部が指揮、SAT は応援の形をとったが、「非常に混乱した現場だった」(愛知県警) といい、指揮が機能したかなどの点で検証が迫られる。
 
「断腸の極み」。 愛知県警の藤村博之刑事部長は「反省、教訓事項を明らかにしたい」と林巡査部長の殉職について述べたが、県警対応は総じて「受け身」に終始した印象が強い。 発砲をためらわない容疑者に慎重になったのは理解できるが、説得や陽動行動の揺さぶりで主導権をたぐり寄せるのが刑事警察の力量でもある。 5万丁と推測される国内の拳銃を前に、警察は拳銃立てこもり対策強化のため、今回の事件の課題を速やかに検証する必要がある。

1 コメント

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愛知県警の疑問点 (幹事長・政調会長・総務会長)
2007-05-21 19:19:02
愛知県警が失態ですよ。銃撃犯人は身柄を警官が立ち振る舞いで逮捕したのでなく自分から白旗揚げた。揚げなければまだやっていたかも(笑)



殉職警官は最悪!射撃テクニックのない犯人にズポッと射抜かれて。



殺人スナイパーならねぇ。
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