1876to1945さんのツイート(2013年10月01日~)を順に紹介します。59回目の紹介
【フクシマ見聞録】
環境に放出されたストロンチウムは8千兆ベクレル。
プルトニウムもたくさん”ある”わけ
Akira Tsuboi@1876to1945さん 2013年12月14日のツイートから
福島行-崎山氏は言った。
「もちろんそのボルトが壊れるとかそういうことで
あのタンクが壊れる水が漏れてくるということももちろんありますけれども、
こういうところからすると、どうも何百トンもですね、、、
300百トンとこの間言ってましたけれども流れたのは。-
-「そういう水は地盤をすごくゆるめちゃうと思うんです。
そうなるとここに載っているタンクというのはどうなるんだろう、と。
それがもう非常にあの、ええ、、、心配なことです。
で、地下水にどのぐらい放射能があるか、
これは誰も、あ地下水じゃないですね、地下の建物ですね、地下室の汚染水。-
-「これは誰も知らないわけですけども、国会事故調で協力調査員を
していただいた海老沢さん、海老沢先生という京大の原子炉研の先生ですけれも、
彼が計算した結果が『科学』に発表されたんですが、
あの、、、まあヨウ素は時間が経ってるから無いと思いますけれども、-
-「セシウムなんかはまあ環境に放出されたと計算されている量の
10倍以上がまあ、地下室の中にある。で、ストロンチウムとか
トリチウムはほとんど出ていない、
というかストロン’はそれほど問題になっていないわけですけれども、
それがもう、、あの8千兆ベクレルもある、ということなんですね。-
-「トリチ’もそのぐらいある。で、あとプルトニウムとか、
あのもっと水にあまり溶けにくいですけれどもプルト’
なんかもたくさん中にある”はず”です。これが評価されていないわけですね。
で、こういうものが”ある”わけ。
これはもう、、、脅威として私たちが世界が忘れているのと同じように-
-「日本人も忘れかけているみたいで、こういう講演会を
やらせていただきますけれども、あの、、
2011年にええ、こう講演会を依頼された数と比べたら
もう激減しています。でしかもあの、こういう、、
今日はたくさんいらしていただいていますけれども、あの、、、-
-「一回の講演会に来ていただけるその参加者の方もぐっと数が減っています-」
この、一般人が福島第一原発の動向に注意を払わなくなってきた
傾向についての言葉は、自分が確認したほかの場所での崎山氏の
講演にはなかった。そこにはいくつか原因があるように思われた。-
-世の中を見てみると、まず3.11という問題のなかでとりわけ
原発に意識の焦点をむける人間は、時間の推移にしたがって
二通りに意識の持ちように分かれたように思える。原発を進めてきた、
進めようとしている層、および原発を実際に稼働させている会社の
問題点を追及することに焦点を絞る者。-
-その問題ばかりの層が動かしてきた原発がもたらした
被曝という問題に焦点を当てる人間。時間が推移するうちに、
前者からより後者へ関心の重きをおく人間が増えていった。
ここが、彼女の講演に客足が退くようになった原因があるように思われる。
彼女の話は、いわば前提の話のように思えた。-
-その問題ばかりの層が動かしてきた原発がもたらした
被曝という問題に焦点を当てる人間。時間が推移するうちに、
前者から後者へ関心に重きをおく人間が増えていった。
ここが、彼女の講演に客足が退くようになった原因があるように思われる。
彼女の話は、いわば前提の話のように思えた。-
-自分がこの間福島へ足を運び多くの人間を見てきた感じから言うと、
そうした関心を土台からもっていない人間というのは多く、
その現状はひきつづいてあるように思う。だが、こどもの甲状腺癌の問題が
そこにごく小さなものだが変化をもたらし得る。
それまでなんの意識ももっていなかった親御の中で-
-各地の母親たちがひそかに語るような異変に直面し、
被曝という問題に向き合わざるを得なくなった者がわずかだが、
増えているのかもしれない。
この日の報告会の二日前に話を聞いた郡山の現状を見ている女性は、
こどもにマスクをさせる親御が増えてきたことを語った。
そうした件を考えると、-
-かつて自分が踏んだ意識の変化段階があるとすると、
なかば一足飛びに”現在そこにある問題”として被曝問題に
向き合うことになる。自分が踏んだ意識の変化。
それは、これまで原発をすすめる上で国が進めてきたやり口を知り、
そこに憤るのが第一段階。憤りの声を上げていることとは全く別の-
-現実として被曝という問題が進行していることにやがて気づく。
そこへ意識が向かってゆく。それが第二段階。
このはじめのステップを飛ばして被曝問題に直面する人間が
今後増えてゆく可能性がある。
そこに、2011年の段階で自分がなかば洗礼のようにして
浴びていた崎山氏、矢ヶ崎氏の語る-
-”大枠の話”が向かうことの意義は、実は小さくない。
今度、彼らが被曝現地にむかって話をすることは、
現状ではやはり意義が大きように思える。崎山氏は続けた。
「-ということはまあ、メディアもあまり報道しなくなったと
いうこともありますし、みなさん忘れて、、まあ忘れて、、、-
-「忘れて見ないことにしているということはあるかもしれない。
でも、その、自分たちが”忘れようが忘れまいが”ですね、
”この”放射能は危険性としてある。」彼女の話は
やがて、その大枠の話にむかってゆく、大枠。
それは原発を進める上でずっとなされてきた教育上の操作。-
-東京電力という会社がもっとも重要視してきた司法判断。
そのことに話は向かってゆく。-
※次回に続く
2017/1/11(水)22:00に投稿予定です。