杉並の純一郎(3)

2009年12月で68歳に!
先の戦争が一体なんだったのかを今一度勉強し、次の世代に伝えてゆきたい。

唐家セン、訪米の意図

2006-10-18 01:17:49 | Weblog
唐家セン、訪米の意図

 北朝鮮核問題に関連して唐家センが米露を訪問しているが、中国がこれまで適当に放置していた北朝鮮問題をいよいよ取り組まざるを得なくなって、米国との交渉に出かけたということであるが、中国が真剣に北問題に取り組むにあたって、おそらくその中の話の一つに「日本の非核化」も入っていたことは間違いないだろう。

 米中の国交開始交渉がニクソン政権で行われ、その交渉がキッシンジャーによって行われたが、ご存知の通り台湾を献上、日本の非核化もニクソン密約にあるといわれている。従って、中国は昨今の日中関係を見るまでもなく、今回の唐の訪中を利用してこの確認を行っていても決して不思議ではなかろう。
問題はアメリカがどう考えたかであるが解らない。
 
 ライスが明日日本に来るというその前日にブッシュは中国が日本の核武装論議を懸念しているとコメントしたが、日本のメディアはこれを日本への牽制と早速取り上げている。しかしそうだろうか、唐がアメリカで誰と日本の非核化問題を論じたのか不明であるが、ひょっとするとライスとの話でありブッシュは後で聞かされ、それが日本に伝わっていないこと知って、このことを公にしたのではないか?ということはブッシュ・ライスの間はあまり良くないということか?

 先日も書いたが日本にとっては北の核よりも本当に怖いのは中国の核である。従ってライスには北の非核化はもとよりアメリカは日本の脅威である中国の核からどう日本を守るのかを具体的に約束させるべきである。

 国内での核武装論議が出ただけメディアを筆頭に騒いでいる連中が多いが、そんなことに気をとられて大切なことを忘れてはならない。