100万部を超すベストセラーとなった「永遠のゼロ」(百田尚樹著) を読みました。
読もうと思ったきっかけは・・・。
ごめんなさい、覚えていません。
何かのきっかけで読む気になって、図書館で予約しておいて忘れてました
読んでみて・・・
◎勉強になった。
戦争については、学校で習ったり、長崎・広島で原爆資料館に行ったり
沖縄の南部戦跡に行ったり、江田島や知覧で特攻隊員の遺書を読んだり、
戦争体験者の語り部の話を聞いたり、それなりに触れる機会はあったものの
全然実になっていなかったみたいで・・・・。
太平洋戦争の概要、ゼロ戦の性能、南方での戦いの悲惨さなどなど、
小説というより読みやすい文献を読んでる感じで勉強になりました。
◎最後の最後での展開に「そう来たか」と、ずっこけ、そしてスッキリした。
◎日本では、「愛国心」は右翼と混同され物騒な感情とされがちだけれど、
国を愛して何が悪いんじゃと思ったし、自分の国を好きだと思ってくれる日本人が
増えるといいなーと思った。
◎ときにスポーツマンシップにのっとったような、さわやかなエピソードが出てくるけれど
それが戦争を美化したり、肯定することにつながらないか危惧。
◎神風特攻隊だとか人間爆弾、人間魚雷だとか、無謀といえる戦いをするのは
日本軍の専売特許かと思ったけど、米英軍も無謀と思える作戦を実行し、かなりの
数の犠牲者を出しているというのは初耳でした。
なんかスイッチポチッで原爆落として圧倒的勝利で終戦・・・というイメージがあったので。
無知でスミマセン。
◎映画化されるようだけれど、「硫黄島からの手紙」くらいリアリティがあるものにして
ほしい(期待!)
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スイマセン、私、史学科在籍してたんです(地理学専攻だけど)。
だけれども、知らなかったこと、忘れていたことが盛りだくさんで、
この本を読んで、過去のこと、現在、諸外国とどうやって付き合っていくと良いのか
もう少し考えてみたくなりました。
ちなみに私が読んで参考になったレビューはコチラ
この本を読み終わり、私が添乗で出かけた老人会の皆さんのことを思い出しました。
あれは2000年のことだったからもう12年半もたっちゃった。
私に「自由に生きなさい」と言ってくれたり、アイスを買ってくれたあの皆さんは
その後、どうしているのかなあ。
★その時のエピソード〈添乗日記13〉