また

しりごみしてしまった。
待ってるばっかじゃだめだって分かってるのに～～～。
でもでも明日からはぴょーんと壁を跳び越せる気がする。

二人のアキラ、美枝子の山 （平塚晶人／文芸春秋）

「氷壁」のモデルとなった松濤明、第２次ＲＣＣを創った奥山章を、２人と縁があった
女性・美枝子が手紙の様式で語った本。「氷壁」のかおるのモデルと言われた美枝子が
かおるのように、北鎌で遭難した松濤を迎えに上高地へ向かうところを何度も読み返し
てしまった。

松濤と奥山は対照的なクライマーだったと書かれていたけれど、二人の山への情熱は
比較しがたいものがあって、私はアルピニストにはなれそうにないなぁなんて
しみじみ思ってしまった。。。

また読みたい度：★★★★☆

ラヴレター （岩井俊二／角川書店）

亡くなった恋人の卒業アルバムに乗っていた住所宛てに届かないはずの
手紙を出した博子に、なぜか彼の氏名が送り主になっている返事が届いた。
謎解きをしているうちに、じわじわ明らかになる切ない恋物語が、静かに
胸の奥に届きました。最後のラブレター（？）を発見する場面なんか、
ホントジーンときました。

また読みたい度：★★★★★