JOHNY’s BLOG

かほりたつあざやかなはなとどめおくおもいをよせる淡雪のふみ

Pierre Bourdieu メモ

2006-10-10 20:35:56 | Book
ブルデユー 構造と実践から
P129 コード化が、コードの実行と矛盾するものとなることもありうるわけです。ですから、あらゆるコード化の作業は、コード化の効果の理論に裏打ちされる必要があるのです。。さもないと、知らず知らずに<もの>
の論理を、論理の<もの>に置きかえてしまうことになってしまいます。 コード化が行う客観化は、一貫性というものの論理的統制の可能性、つまり形式化の可能性を導入します。それによって、明示的規範性の確立、つまり文法なり法なりの確率が可能になるわけです。言語とはコードであるとよく言われますが、それがいかなる意味においてであるかが、明確に述べられることは滅多にありません。実は厳密に8言えば、言語自体がコードであるわけはないのです。言語は、情報図資金のほとんど法的なコード化に他ならない文法によって、コードとなるに過ぎないのです。言語は、情報図式体系のほとんど法的なコード化に他ならない文法によって、コードとなるに過ぎないのです。“
  コード化とは、性質の転換、存在論敵身分の転換であり、それは、実践的状態でつかいこなされている言語的図式から、法的な作業に他ならないコード化の作業によって、コードに、文法に移行される転換なのです。このコード化の作業というもの、これは、法学者たちがコードを作成する際に、現実の中で何が起こるのかを知るために分析する必要があるものですが、それと同時に、実践についての科学を行う際に、人が知らず知らず、自動的に何をしてしまうかをしるためにも、分析する必要のあるものです。 130
コード化は、規律ならびに実践の規格化と密接に連携します。

215 ライプニッツが紙に関して用いた用語を用いて、国家とは「あらゆる観点の実測図である」・・
ウエーバーの有名な言葉を一般化して、国家の中に、正統的象徴暴力の独占権の保持者、より性格にいうなら、こうした独占権をめぐる闘争の、きわめて強力な裁定者をみることもできるのです。

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