goo blog サービス終了のお知らせ 

洋書で英会話

100冊以上読んできた経験と知識をもとに、英語の小説や雑誌、実用書などから、すぐに使える素敵な表現や文法をご紹介します。

ネイティブの子どもたちに人気の児童書の魅力♪ 割合を表すby を使った表現

2015年11月02日 | 英語表現

みなさん、こんんちは!

今回はA to Z Mysteries の著者Ron Royさんが書いた

A to Z Mysteries から派生して出来上がったシリーズ

Calender Mysteries の第一作目 January Joker より

割合を表す by が使われている表現をご紹介します♪

 

主人公たちのそれぞれの両親が出かける時に、

年上の子どもたちに、自分たちが留守の間

年下の子どもたちの面倒を見るように言います。

両親が出かけた後、

年上の子どもたちは、年下の子どもたちに向かって、

自分たちは朝食の準備をしたので、

君たちは食後の片付けをするようにと言います。

その時、後片付けをするように言われたのが

双子のBrianとBradleyを含む4人の子供たちだったのですが、

なかなか後片付けを手伝おうとしないBrianに向かって

Bradleyが「Brian、君も手伝うことになっているんだよ!」と言ったシーンから~

 

Brian wet a sponge and wiped the table. "You're supposed to help, Bri," he said.

Brian grinned. "Nope, I'm older than you." 

"Yeah, by one minute," Bradley said. He tossed the sponge at his brother.

 

☆今回のオススメ☆

by を使った緑で色づけした部分です。

 

by も色々な意味を持っていて奥が深い単語ですが、

このように数字の単位を伴って使われた時は【割合】を表します。

 

ここでは、テーブルを拭いたBradleyから

「君も手伝ってよ!Bri(ブライアンのニックネームです)!」と言われた時にBrianが

「いいや、僕は君より年上だから。(手伝わなくてもいいんだよ。←文脈訳[※私の造語])」と言った発言に対して

返事をしたBradleyの言葉に、byを使って、

どのくらいの割合で年上かということが表されている表現が入っています。

 

その部分の訳は次のようになります。

「そうだね、by one minute=1分ね。」※双子なので生まれた時間の差がすごく少ないです。

 

このby もTOEICテストでよく出題されます。

文法問題で出てきたり、長文でそこが読み取れたら答えられる問題が増えたり、

もちろん、テストに出るから~、ということだけではなく、

普通に使われている表現ですので、

これを読み取れたり、理解できたら、英語を話す楽しさが増えます。

 

うっかり忘れそうでしたが、

今回の引用元はネイティブの小学生たちが普通に読んで楽しんでいる本でした!

しかも、ここ、Bradleyが、自分は年上だと、偉そうに?!するBrianに、たった1分で何言ってるの?と

してやったり(?)の発言をしているところです。

 

ということは・・・

 

洋書を読んでいたら、ストーリーを楽しんでいるうちに

自然にbyなど前置詞の微妙な感覚も身についてきます♪

 

 

この by は、ビジネス文書や健康情報などにも

よく使われていますのでご紹介します♪

 

心臓病と脳梗塞予防のアドバイスが書かれた、あるウェブサイトのページには

このbyを使って次のような情報が書かれていました。

 

In fact, a heart-healthy diet can reduce your risk of heart disease or stroke by 80%.

(事実、心臓のことを考えた健康的な食事は心臓病と脳梗塞のリスクを80%減らすことができる)

 

80%!!すごいです。

食生活見直さなければ!(^-^;)

 

他には、

企業が掲げる目標などもこのby を使って表せます。

 

例えば、

「顧客満足度を10%アップする」は

increase customer satisfaction by 10%

 

「コストを40%までカットする」は

reduce costs by up to 40%

(※限度を表すup toも、彩りとして加えてみました)

 

などなど他にもいっぱいありますが、

今回はこの辺で(^-^)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする