洋書で英会話

100冊以上読んできた経験と知識をもとに、英語の小説や雑誌、実用書などから、すぐに使える素敵な表現や文法をご紹介します。

ジョークから学ぶ英語表現♪ a book on ~ (~についての本) を使った表現

2015年11月09日 | 英語表現

みなさん、こんにちは!

今回は英語のジョークから使える英語表現をご紹介します。

引用元は前回ジョークをご紹介した英語の雑誌、Reader's Digestです。

このジョーク、正直なところ私は一回読んだだけではピンときませんでしたが、

2回目読んだ時に、あ!(^-^;)となって、クスッとなった

ジワジワ後から笑いがくる系のジョークでしたが、

みなさんはどうなるでしょうか。

 

では、さっそくジョークから♪

 

I got a call from my local library. "The two items you requested are not available," the librarian informed me. "The book on speed reading is overdue, and the person who took out the CD on getting organized has misplaced it."

-JASON REID, Madison, Wisconsin- ←このジョークを投稿した方のお名前です。


いかがでしたか?

なかなかこれは、文の切れ目を少し注意して読まないと混乱してしまいそうですが、

英語のジョークは、2回3回、時には4、5回読んで、

あ!と分かればそれですごく勉強になるので隙間時間の勉強の題材にお勧めです。

 

 

少しずつ見ていきます♪

まず最初、librarianはlibrary(図書館)で働いている人、そう、司書さんです。

local は「地元」ですので、my local librarianはこの方が利用している、

近くの図書館の司書さんですね。その司書さんからgot a call 電話がありました。

 

"The two items you requested are not available," the librarian informed me.

この文章は色々な飾りを取り除くと、シンプルになり、items が主語でare が動詞です。

主語items にどんな品物なのかの説明が

前(the two:二つの)と、後ろ(you requested:あなたがリクエストした)に付いています。

availableは「利用できる」「手に入れられる」というような意味です。

notなのでここでは【リクエストした2つの物が借りられなくなったこと】が伝えられて(informed)います。

 

後半の解説の前に、少しだけ豆知識ですが、

引用句の印(")がついて、前半で会話は一旦区切れていますが、

availableの後が コンマ(,)になっていることで、

後半の発言も同じくlibrarianの人がしていることが分かる手掛かりになります。

ちなみに、発言が完全に終わっている場合はピリオド(.)になっています。

 

それでは続いて後半です♪

"The book on speed reading is overdue,

ブルーで印をつけたところが今回のオススメ表現

book on ~ (~についての本)です。

speed reading は「速読」のこと

まとめると「速読の本」です。

「~について」を表すのに about を使って

the book about speed readingとしても大丈夫です。

ですが、on のほうが、

その事柄についてより詳しく専門的に書かれた本という

ニュアンスを出すことができます。

ですので、このonひとつで、ここでは

「しっかり速読に学べるような本」であることが分かります。

 

overdue は「期限が過ぎている」という意味を持っている単語です。

ということは、文脈から、「返却期限が過ぎている」という意味で、

さらには「期限が過ぎたのにまだ返却されていない」ということですね。

 

続いて、こちら、

and the person who took out the CD on getting organized has misplaced it."

 

took out (take out) 「持ち出す」だから、こちらもまた文脈で「借りた」となりますね。

the person who ~で その人がどんな人かの説明をしています。

まとめると「借りた人」となっています。

何を借りたかが書かれた、プルーで色づけした部分、

ここでは本ではなくCDですが、先ほどのonと同じonが使われています。

get organized で「整理整頓された状態になる」という意味です。

on が前置詞なので後に続く動詞は~ing:動名詞の形になっています。

 

まとめると、

the CD on getting organized で「整理整頓についてのCD」

つまり、どうしたら家やオフィスが片付くか、

もしくはどうしたら物をきちんと整理して管理できるようになるかについてのCDです。

 

misplace は「置き忘れる」というような意味が辞書を引くと出てくるようですが、

place で「置く」mis で「失敗する」だから

どこかにはあるのだけど、どこに置いたか忘れた状態、

そこから派生して「どこかへやってしまった」「なくなった」ということを伝える単語です。

 

最後にもう一度後半まとめて訳してみます。(訳は私のイメージです♪)

"The book on speed reading is overdue,

「速読の本ですが、返却期限を過ぎているのですがまだ戻ってきていなくて、

and the person who took out the CD on getting organized has misplaced it."

整理術のCDですが、前に借りた人がそのCDを失くしてしまいました。」

 

速読の本なのに、返却期限過ぎてもまだ返していないなんて~!

速読して早く返して~!!

整理術のCDなのに、どこかへやってしまうなんて~!

整理整頓しなきゃ駄目じゃない!!

 

まさか・・・・

 

どちらも、効果なし?!

いえいえ、そんなものです(^-^)

じわっと面白く、色々な勉強になるジョークです。 

コメント
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