今回は、前回ご紹介したtrickの続編です。
trickを使った有名な表現に
Trick or Treat というものがあります。
そう、言わずと知れた、
ハロウィンの日に西洋で子どもたちが色々な仮装をして
近隣の家と尋ねてお菓子をちょうだいとお願いする時に言う、
あのフレーズです。
”Trick or Treat”
ここで使われているtrick は前回のtrickとは異なって
『動詞』のtrickで「いたずらするよ!」という意味です。
※前回のtrickは【名詞】で「秘訣や技」を表す言葉として使われていました。
trick【動詞】は、「罠にかけてだます」ようなイメージを持っています。
人が騙されて何かをさせられたことを伝える時に使われる表現の一つに、
be tricked into ~という型があります。
※beは主語とその時間によって形が変わります。
例えば、
「彼は彼女に結婚するようにだまされた」は、
主語が彼
そして時間が過去、
ですので
He was tricked into marrying her.
となります。
Trick or Treatに登場する、treat【動詞】にも使える表現があります。
このtreatには世話をするというようなニュアンスもあり、
『treat人to 食事』で「~に食事をごちそうする」という意味になります。
Their boss treated them to dinner.
They treated us to supper after the concert.
She treated me to lunch.
He will treat me to pizza.
などなど。
使えます。
ちなみに、このtreatも【名詞】として使って、
That's my treat. (私がおごります/ご馳走します)と言ってもOKです。
そしてこのtreat【名詞】には「ご褒美」という意味でも使われます。
中でも良く使われるフレーズがこちら
Give yourself a little treat.
時には自分にちょっとしたご褒美をするのも大切ですね。