試運転 ~TRIAL RUN~

初心者の拘りと見切りが激しい自己責任による鉄道模型軽加工記録

クモハ100-166[ツヌ109F] (クモハ100-108[ツヌ122F] 改番,旧製品LOT側面窓セル・LP411前照灯交換施工) ※'旧製品

2018-09-02 21:40:05 | 国鉄/JR101系
電装試作車。

KATO製国鉄101系ツヌ107F(Tc83)の車両更新により発生した保留車は5両がツヌ109F(Mc202)への転用準備を終えた。
旧ツヌ107F(旧製品)から捻出された車両のうち6両はツヌ109Fへ異動させる予定だった。
しかし塗装変更車廃止計画の変更で旧クモハ100-175(元ツヌ107F:旧製品)だけがその対象から外れている。


国鉄101系ツヌ122F 黄緑6号混色編成(1979/X)。
[ツヌ122F]:Mc155-M'158-T253-T233-T108-M91-M'c108+Tc75-M231-M'c170。
※塗装変更車+再生産品+旧製品:イメージ編成(1979/10)。

ツヌ109Fのプロトタイプは確定済で所要形式も変動は生じない。
クモハ100形組込は必要条件であり旧クモハ100-175(元ツヌ107F)の代打にはクモハ100-108(ツヌ122F:Mc155)を起用する。
黄緑6号混色編成と言う最大の特徴を持ちながらもツヌ122Fは車両番号が特定出来ないイメージ編成に留まっている。
形式構成も不明でツヌ122F(M247)時代から繁く車両異動対象とされてきた編成でもあった。
その過程で徐々に未改番車が増加し何時しかツヌ122Fでの約束事になっていた。
後にツヌ118F(Mc155:津田沼区仕様)との識別を兼ね101系800番代LOT側面窓セル装着編成へと改められ現在に至る。


入工中のクモハ100-108(ツヌ122F)。
※旧製品:第一次動力ユニット搭載試作車。

クハ100-78(元ツヌ122F→クハ100-50:ツヌ106F)の捻出を機にツヌ122F(M215)はサハ101形が3両並ぶ7+3編成へ変更となった。
KATO製国鉄101系でサハ101形(サハ100形)が3両連なる7+3編成を組むとモハ100形動力ユニット搭載車偏位が生じる。
そこで当時保留車に廻っていたクモハ100-108(ツヌ118F:旧製品←旧ツヌ118F:Mc155)への動力ユニット装着試行に踏み切った。
試作したクモハ100形用動力ユニットにはクモハ100形類似の床下機器増設と乗務員室仕切追設を行っている。
中間組込車であり前尾灯は非点灯でも構わず早々にライト基板及びプリズムケース装着を放棄した。
車体関連では尾灯レンズを固定化した以外製品原形を保ち大きな加工は施されていない。
颯爽と登場したクモハ100-108(第一次動力ユニット搭載試作車)は特に不具合も伺えずツヌ122F(T267)へと組み込まれた。


[クモハ100-108]:1-3位側。

これを境にツヌ122F用黄色5号車両は未改番で存置する方針が決定付けられる。
車両番号標記インレタ減少抑止を名目に詳細が判明次第改番へ取り掛かるつもりだった。
よってクモハ100-108(←クモハ100-108)も未改番のままツヌ122F(T267→旧ツヌ122F:T233)へ充当した。
今回十四代目ツヌ118F(Mc155:旧製品)の操配計画変更によりラシ107F(Mc202)に続きツヌ122Fも塗装変更車廃止対象となった。
当初旧クモハ100-175(元ツヌ107F)にクモハ100形用動力ユニット搭載を搭載させる計画であった。
だが形式構成が近いツヌ109Fにはクモハ100-108(ツヌ122F:第一次動力ユニット搭載試作車)の異動が有利に思えた。
急展開でツヌ122Fの組成変更まで発展した結果クモハ100-108は竣工時とは異なる事情で改番機会を迎えている。


[[クモハ100-][1][6][6]]:2-4位側。

未改番車のためツヌ109F用組成準備車では初となるラプロス式車両番号標記印刷消去を採用した。
両側とも三方コック蓋と[クモハ100-108]標記が近接していたがペイントリムーバー式とは異なり印刷跡を残さず消去出来た。
新車両番号はクモハ100-166(ツヌ109F)となる。
改番には新インレタを用い[クモハ100-]+[1]+[6]+[6]の組み合わせで転写へと取り掛かった。
先に竣工させたツヌ109F組成準備車5両は節約式改番で往なしており塗装被膜状態に左右され易かった。
これに対し[クモハ100-166]への改番は比較的良好な環境で行えるはずだった。
しかし1-3位側,2-4位側とも[クモハ100-166]の下端がずれる芳しくない結果に終わっている。


側面窓セル交換へと取り掛かるクハ100-78,クモハ100-166 (ツヌ118F,ツヌ109F)。
※旧製品。

クモハ100-166(ツヌ109F)の工程は改番以外に部品交換を行う必要がある。
限られた時間内で作業を進めるため[クモハ100-166]の再転写は見送りとした。
現状クモハ100-166には101系800番代LOT側面窓セルが装着されている。
ツヌ109F用黄色5号車両は旧製品LOT側面窓セルでの統一が決定しており原形復旧を要した。
側面窓セル供出車にはクハ100-78(ツヌ118F:Mc155旧ツヌ118F:旧製品)を充当する。
クハ100-78(旧製品)は異動対象編成がツヌ122Fへ変更となり相互交換で2両同日竣工が見込めた。


位置調整を行った導電板(クハ100-78)。

クハ100-78(ツヌ118F)に転用される101系800番代LOT側面窓セルは窓サッシ印刷の劣化が見られた。
そのため油性メタリックマーカーで補修を行った上でクハ100-78へ移設している。
同時にスプリング機構による車体不等沈下の修正も図る。
旧製品運転台付車はライトスイッチ部品の操作で導電板が動く癖を持つ。
暫定出場だった旧ツヌ118F(Mc155)時代から発症していたが異動入場を控えていたため手を出していなかった。
導電板はライトスイッチの切り替えと連動し2エンド側へ偏位してしまう癖がある。
ライトスイッチ部品が[OFF]位置の状態で車体の平行を出せるよう導電板全体を1エンド側に寄せた。
その後微調整を繰り返しながら車体不等沈下を解消させている。




クハ100-78(ツヌ122F:101系800番代LOT側面窓セル交換,車体不等沈下修正施工)。
※旧製品。

改番が不要だったクハ100-78(ツヌ118F)は車体不等沈下修正完了と同時に全工程を終えた。
まだ部品交換が残るクモハ100-166(ツヌ109F)よりも先にクハ100-78(ツヌ122F)の竣工を迎えている。
KATO製101系黄色5号車両はLOTに関わらず明灰色Hゴム支持再現窓セルが標準装着される。
101系800番代LOT側面窓セルへの交換で側面見附は独特の雰囲気に変わった。
ツヌ122Fの組成変更第1号車は付帯作業で登場に至った。
なおクハ100-78が異動したためツヌ118F(旧製品)は編成が崩された。
しかし保留車にはクハ100-78(ツヌ118F:再生産品)が残されており記録上は残留扱いとしている。


役目が入れ替わったクモハ100-166,旧クモハ100-175 (ツヌ109F,元ツヌ107F)。
※旧製品。

ツヌ109Fに組み込まれていたクモハ100-166はLP411前照灯化改造車であった。
一方プロトタイプが特定出来なかったクモハ100-108(元ツヌ122F→クモハ100-166)はLP402前照灯車のままであった。
思わぬ編成異動に伴いLP411前照灯車へ改装となったがメーカー塗装済LP411前照灯(黄色5号)不足は最早常態化している。
中間組込車に貴重な予備品の起用は勿体なく思え旧クモハ100-175(元ツヌ107F)との振替えを選択した。
旧クモハ100-175の車両更新ではクモハ100-175(ツヌ107F:再生産品)にLP411前照灯(メーカー塗装品)が移設された。
代わりに充当された塗装変更品をクモハ100-166(ツヌ109F)へ再転用しLP411前照灯車に改める。


前照灯を相互交換したクモハ100-166,旧クモハ100-175。

旧クモハ100-175(元ツヌ107F)へ取り付けた塗装変更済LP411前照灯は下側嵌合爪を失った破損品である。
前照灯取付孔を拡大してしまった旧クモハ100-175では固定を木工用ボンドに頼った。
製品原形に近い車体を持つクモハ100-166(ツヌ109F)では片脚嵌合での挿入に変更されたが予想に反し安定している。
ここは厚塗りの塗装変更済LP411前照灯が幸いする皮肉な結果となった。
種車変更で保留車に廻る旧クモハ100-175は措置未定であり元クモハ100-108用LP402前照灯を取り付けた。
そのため2014年6月の四代目ツヌ118F(旧製品→ツヌ107F)回着以来約4年3箇月振りに製品原形相当へと復帰した。




旧クモハ100-175 [07 千葉]:LP402前照灯交換施工。
※旧製品。

旧クモハ100-175(元ツヌ107F)に装着したLP402前照灯はメーカー塗装品で状態が良い。
ツヌ109Fへの異動が撤回されたため転用先決定まではLP402前照灯車でも構わない。
今後の動向は未確定だが再びLP411前照灯への交換を行う可能性も考えられる。
但し前照灯取付孔拡大施工済でありその際は固定方式に注意が必要となる。
旧製品LOTライトスイッチ部品はクハ101-65(ツヌ109F:旧製品)へ供出したため未装着となった。
一方準再用ダミーカプラーには交換しておらず運転台側はKATOカプラーのまま存置された。
よって旧クモハ100-175は中途半端な状態で出番を待つ事になる。




クモハ100-166 [13C 千葉]:塗装変更済LP411前照灯交換,運行番号変更施工。
※旧製品:第一次動力ユニット搭載試作車。

クモハ100-108(ツヌ122F)時代の運行番号表示器には[33M]幕が装着されていた。
だが1983年4月までは先頭車両で活躍していたクモハ100-166の経歴を考えると不釣り合いに思えた。
加えてLP411前照灯と[33M]幕の組み合わせにも違和感を抱き[13C]幕へと交換している。
[13C]幕は標準装着部品であり大量の保管品を有する。
余り使用機会に恵まれておらず少しでも削減を図った。
なおクモハ100形用動力ユニットは現状のまま流用している。
乗務員室仕切も健在で外観だけならクモハ100形非動力車に引けを取らないと思う。




クモハ100-166(ツヌ109F:クモハ100-108 改番,旧製品LOT側面窓セル交換施工)。
※旧製品:第一次動力ユニット搭載試作車。

第一次動力ユニット搭載試作車だったクモハ100-108(ツヌ122F)はクモハ100-166(ツヌ109F)に改番され竣工した。
車体,動力ユニット共に大きな手を加えず試行が行われていたため改装は比較的容易だった。
むしろ3両を同時入場させての側面窓セル,前照灯交換に時間を要した。
前尾灯点灯に固執していれば今回の異動は難しかったかもしれない。
ここだけは素人作業ならではの見切りが奏功したと思える。


モハ101-222+クモハ100-166 (ツヌ109F:非動力車+第一次動力ユニット搭載試作車)。
※旧製品。

当初クモハ100-108(元ツヌ122F)の異動はツヌ109F組成計画に存在しなかった。
そのためモハ101-222(ツヌ109F:旧製品←旧モハ101-237:元ツヌ107F)と共にユニット相手が変更された。
それでも旧製品車両同士の新ユニットであり外観差は殆ど無い。
車体高も揃い組み換えの影響は防止出来ている。
クモハ100-166を以てツヌ109F用組成準備車黄色5号車両は全車竣工した。
今後はツヌ122Fの組成変更と塗装変更車廃止を軸に作業を進める。
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