試運転 ~TRIAL RUN~

初心者の拘りと見切りが激しい自己責任による鉄道模型軽加工記録

クモハ100-191[ラシ107F] (クモハ100-133[ツヌ103F-2] 改番,JRマーク転写,屋根板・床板・側面窓セル交換施工) ※失敗記録:前照灯誤考証

2016-06-20 21:19:24 | 国鉄/JR101系
断腸。

暗礁に乗り上げているKATO製101系保留車組成の壁は中野方先頭車両に充てるクハ100-34(ラシ107F:Mc202)の捻出である。
各々クモハ100形:妻面配管,クモハ101形,クハ101形:ジャンパ栓納め取付口があり代替車両はクハ100形用車体が絶対条件になる。
だが該当車はクハ100形を種車に起用したクモハ100-191(ラシ107F:塗装変更車)しか残らなかった。


JR101系ラシ107F (1988/4)。
[ラシ107F]:Mc202-M'256-T247-T'c34+Tc85-M253-M'247-T290-M262-M'c191
※塗装変更車+再生産品+旧製品。
※クモハ100-191 前照灯誤取付。

TOMIX製側面用旧JRマークインレタを使い果たしてしまったため敢えてクモハ100-191は代替候補から外していた。
しかしクハ100形中間組込車に新金型車両は存在しておらずクモハ100-191しか選択肢がなくなってしまった。
明灰色JRマークインレタはTOMIX製103系High-Grade製品用ならある程度確保されている。
また今後のTOMIX製旧JRマークインレタは調達が困難だと思われ切替える時期に来ていた。
万策が尽きたと言え断腸の思いでクモハ100-191をクハ100-34(ラシ107F)へ形式変更する方向に至った。


国鉄101系クモハ100-133(ツヌ103F-2)。
※塗装変更車。

クモハ100-191(←クハ100-22:ムコ10F)を捻出するにはクモハ100-191(ラシ107F)用種車の手配が必要となる。
そこでツヌ103F-2用組成準備車として暫定竣工させたクモハ100-133(ツヌ103F-2←クモハ100-143:元ツヌ131F-1)を抜擢した。
出場が頓挫したツヌ103F-2(Tc66)であるが元クモハ100-143(塗装変更車←クモハ100-81:トタムコ3F)だけは改番済だった。
TOMIX製明灰色JRマークインレタと引換えにクモハ100-191は妻面配管のあるクモハ100形へと改められる。
これによりクハ100形用車体を転用したクモハ100形はクモハ100-192(ラシ101F:Mc201)が在籍するのみとなった。
但しクモハ100-192はクハ100-86(Mc170:弁天橋区仕様)を改装した車両であり今後も車体更新予定は無い。


クモハ100-191(ラシ107F:クモハ100形編入車)。
※塗装変更車。

2016年6月の入場では当初クハ100-34(再生産品)とクモハ100-143を振り替える計画に基づき作業へ取り掛かった。
しかしクモハ100-143用種車がクモハ100-81だったと判明しクハ100-34(ラシ107F)への形式変更は未達に終わった。
結局クモハ100-133(ツヌ103F-2)の暫定竣工だけに留まりクハ100-34も中間組込車のままラシ107Fに残留している。
間接的ながら再びクハ100-34捻出用車両に引き当てられたクモハ100-133の第一工程はJRマークインレタ転写とした。
他形式では使用実績のあるTOMIX製103系High-Grade製品用JRマークだがKATO製101系には初起用となる。
使用するのは側面用だけで前面用は従来通りTOMIX製旧JRマークインレタを転写し他編成に揃えている。


入工中のクモハ100-133。

ちなみにクモハ100-133は1986年6月に廃車されJR移行を待たずに姿を消した。
1969年3月の新製配置時から津田沼区を離れなかった車両でもある。
LP411前照灯改造は1982年1月付で施工されており先頭に立った期間は短かったと想われる。
クモハ100-191(←クモハ100-133)ではB形防護無線アンテナが必要となるため屋根板の振替えを行った。
同時に側面窓セルも交換し旧クモハ100-191(元ラシ107F)時代の見附を承継させている。
改番は[クモハ100-133]を除去し[クモハ100-191]を転写する節約式とした。
車両番号標記インレタには定番化しつつある高経年台紙削減策が重視され73系用を用いた。




工程を終えた旧クモハ100-191,クモハ100-191 (元ラシ107F,ラシ107F)。
※塗装変更車。

なお種車が元クモハ100-143(元ツヌ131F-1:M'c143)だった関係でシルバーシートマークは未貼付だった。
プロトタイプ時期に拠るものだが改番時これに気付きTOMIX製103系High-Grade製品用インレタを転写している。
クハ100-34(ラシ107F)への編入が内定している旧クモハ100-191(元ラシ107F)はJRマークが剥離された。
側面用を剥がす際には複雑な気持ちになったがクハ100-34(再生産品)の捻出が名目であり致し方ない。
まだ新編成のプロトタイプが決まっていないためひとまず元クモハ100-143(元ツヌ131F-1)用部品を取り付けた。




クモハ100-191 [07C 津田沼]:JRマーク転写,屋根板交換,運行番号・行先表示変更施工。
※塗装変更車。

クモハ100-191(ラシ107F)の行先表示類は[03C 西船橋]から[07C 津田沼]へ変更となった。
今回も油性ペイントマーカー式Hゴム支持再現を剥がさないよう垂直方向に注意し部品を押し出した。
運行番号幕部品は今回が二度目の交換となったが塗装を痛める事態は防げている。
一方旧クモハ100-191では同じ方式を採用しながら派手に油性ペイントマーカーのインクが剥がれ落ちてしまった。
やはり塗装変更車の運行番号,行先方向幕部品交換は難しく余り手を出すべきではないと思う。




クモハ100-191 点灯試験[07C 津田沼]:床板,表示器点灯色変更対策済プリズムケース交換施工。
※塗装変更車。

表示器点灯色変更対策済プリズムケースと現行LOTライト基板が装着済の床板は旧クモハ100-191用を流用した。
1stLOTライト基板装着車だった旧クモハ100-143は表示器用プリズムへの塗り潰しが未施工であり良い識別点になっている。
度重なる床板交換とかつて施工した1stLOTライト基板振替によりプリズムケースとの組み合せが煩雑化してしまった。
我ながら1stLOTライト基板振替式表示器点灯色変更対策は後年の取扱いをややこしくさせただけで無駄だったと思える。
その他運転台付中間組込車は大半が旧製品車両で占められているが再生産品LOT床板更新車も含まれるため混同に注意する。




クモハ100-191(クモハ100-133 改番,屋根板・床板・側面窓セル交換施工)。
※塗装変更車。

クモハ100-191(ラシ107F:塗装変更車)はTOMIX製103系High-Grade製品用JRマークインレタ採用を決断した上で竣工させた。
だが旧クモハ100-191(元ラシ107F)よりも更に塗装状態が悪化してしまい見附は良いとは言えない。
塗装変更車の仕上がり具合は施工時期に左右され易くクモハ100-191ではその影響をまともに受けている。
幸いにしてユニットを組むモハ101-262(ラシ107F←サハ101-262:元ラシ101F)を塗装変更車体に振り替えたばかりだった。


モハ101-262+クモハ100-191 (ラシ107F:元サハ101-262+元クモハ100-133)。
※塗装変更車。

皮肉にも9,10号車は柚肌塗装変更車が並んでくれるためこれでも少しは粗を隠せると思われる。
仮にラシ101F(弁天橋区仕様+旧製品)で塗装変更車廃止を行っていなければ状況は更に酷くなっていたはずである。
モハ101-262よりも後に竣工したクモハ100-191の塗装状態が悪く頂けない面を覗かせるが軟着陸は果たせたと思う。
なおクモハ100-133(ツヌ103F-2)の改番異動によりツヌ103F-2(Tc66:1985/4)を出場させる計画は完全消滅した。
今後は保留車と手配した再生産品LOTAssy車体の組み合せを見直し10両編成化に相応しいプロトタイプ選定へと移る。


クモハ100-191+クモハ101-202 (ラシ107F:TOMIX製新JRマーク転写施工車+TOMIX製旧JRマーク転写施工車)。
※塗装変更車。

新たに採り入れた側面用JRマークだがクモハ101-202(ラシ107F:塗装変更車)とは著しい色温度差が発生した。
さすがに放置できずクモハ101-202も側面用JRマーク剥離及び再転写が避けられなくなった。
これまでTOMIX製103系High-Grade製品用インレタを余り積極採用して来なかったため変更には差し支えない。
但し絶対数に限りがある状況そのものは変わっておらず丁寧な転写を心掛ける。


クモハ101-202,クモハ100-191 (ラシ107F)。
※塗装変更車。

また竣工時期の違いからか前面表示器窓Hゴム支持再現が大幅に異なってしまった。
クモハ101-202に転写されている前面用JRマークは未だにKATO製インレタでありこれも揃えたいところである。
それなりに施工項目が増えそうなクモハ101-202の入場だが脆さを抱えるHゴム支持再現には十分注意する。
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