試運転 ~TRIAL RUN~

初心者の拘りと見切りが激しい自己責任による鉄道模型軽加工記録

モハ100-256[ツヌ109F] (モハ100-1006[元トタ5F-2] モハ100形0番代復帰,再生産品LOT側面窓セル交換施工,[千ツヌ]電略標記変更試行)

2018-11-12 21:48:54 | 国鉄/JR101系
番代区分消滅。

KATO製国鉄101系ツヌ109F(Mc202)の組成はクモハ100-166(←クモハ100-108:元ツヌ122F)の竣工後動きが止まった。
朱色1号混色編成をプロトタイプに据え種車は10両全てが揃っている。
黄色5号車両は上記のクモハ100-166を含めた6両が竣工済で朱色1号車両4両の整備を待つだけになっていた。


国鉄101系モハ100-1006(元トタ5F-2:101系800番代LOT側面窓セル装着車)。

ツヌ109F用朱色1号車両は新規投入を行わず武蔵小金井区,豊田区仕様の波動用車両再編にて捻出した。
ただクモハ101-193,クハ100-22(→クモハ100-191:ツヌ109F)はムコ10F(Mc194:101系800番代)を出自とする。
印刷消去関連ではATS[BS]標記に加え[西ムコ]電略標記を[千ツヌ]電略標記へと改める必要があった。
電略標記印刷消去はサハ100-68,サハ100-227(ツヌ110F:Mc195)での試行結果が芳しくなかった。
そのためATS[BS]標記と共に印刷消去方式の再検討へと至っている。
加えて実車の推移が完全に把握出来ず[総武・中央線 各駅停車]誤乗防止ステッカーが貼附されたかも判らず終いだった。


入工中の元サハ101-290,旧モハ100-256,モハ100-1006 (元ラシ107F,元ラシ107F,元トタ5F-2)。

更に元サハ101-209(元トタ5F:Tc14)へ充当する101系800番代LOT側面窓セルが用意できない壁にもぶち当たった。
ムコ10F(Mc194)は旧ツヌ110F(Mc194→ツヌ110F)へ改装した10両編成1本を除き小規模な増備で抑えられた。
元々少数派だった上にツヌ122F(Mc155)を101系800番代LOT側面窓セル装着車で統一した煽りで手持ちが無くなってしまった。
この問題はラシ107F(Mc202)の車体更新により余裕が生じた再生産品LOT狭幅Hゴム支持印刷再現側面窓セルを転用し乗り切る。
各種標記印刷消去も諸先輩方の施工例を参考に新方式を採り入れる事にした。
また[総武・中央線 各駅停車]誤乗防止ステッカーには自作品を用いる。
未貼付のまま運用に就いていたと判明すれば惜しげも無く剥離が可能でありツヌ101F-1(Mc193),ツヌ110Fに揃える。


[モハ100-1006]:2-4位側。

朱色1号車両の本格入場第一陣にはモハ100-1006(元トタ5F-2:Mc1006)が抜擢された。
ユニット相手となるクモハ101-193とは101系800番代LOT側面窓セルで揃い本来なら改番及び標記変更だけで済むはずだった。
ところが部品の遣り繰りがつかず再生産品LOT狭幅Hゴム支持印刷再現側面窓セルへの交換が決定する。
側面窓セル捻出車はモハ100-158(ツヌ118F:再生産品)を予定していたが旧モハ100-256(元ラシ107F:旧製品)を選択してしまった。
ユニットを組めなくなった旧モハ100-256は当面復帰予定が無く部品取を優先した結果の間違いだった。
その旧モハ100-256だが側面見附を保つ必要があり101系800番代LOT側面窓セルとの相互交換は行えない。
旧製品LOT側面窓セル捜索までもが発生し元サハ101-290(廃車:元ラシ107F)を含む3両同時入場となった。


[モハ100-2[5][6]]:1-3位側。

モハ100-1006はモハ100-146(トタ5F:Tc14)を改番した車両だった。
再改番でモハ100形0番代へ復帰となるが転写位置都合から2-4位側[モハ100-1006]標記は流用に向かない。
車両番号標記全体を2エンド側へ寄せるため全桁改番となる。
他方1-3位側は[モハ100-1006]標記インレタを除去する節約式改番とした。
グリーンマックス製101系用白文字標記インレタの経年は低い。
その代わり使い込みが激しく[モハ100-256]への改番は残されたインレタで対処するしかなかった。
最初に全桁転写を行う1-3位側から作業を開始する。
幸い塩梅の良い組標記を発見し[モハ100-2]+[5]+[6]を組み合わせた。
この時点で[5]標記インレタは残2となり2-4位側の転写を厳しくさせる。
1つは呆気なく崩壊してしまい最後の[5]標記インレタでどうにか切り抜けた。
並びは[モハ100-]+[2]+[5]+[6]のバラ標記インレタ転写となったが1-3位側と大差ない出来栄えに至った。
今後ツヌ109F用組成準備車の改番で[5]標記インレタを使用する車両は存在しない。
よって白文字標記インレタの新規投入は先送りとした。


101系800番代LOT側面窓セルを撤去したモハ100-256

側面窓セル交換はモハ100-256(ツヌ109F)を軸に据える。
先ずモハ100-256を分解し101系800番代LOT側面窓セルを取り外した。
次に狭幅Hゴム支持車の旧モハ100-256(元ラシ107F)を分解する。
モハ100-256用側面窓セルは嵌合が固く撤去に神経を払った。
再生産品LOT狭幅Hゴム支持印刷再現窓セルの装着も同様かと思われたが支障なく組み込めている。
最後に元サハ101-290へ手を着け旧モハ100-256を旧製品LOT側面窓セルに交換した。
旧サハ101-290は廃車済でありひとまず側面窓セル復旧は見送られる。
ここでモハ100-256の作業を一旦中断し旧モハ100-256用床板修正へと移った。


再生産品LOT狭幅Hゴム支持印刷再現側面窓セルに交換されたモハ100-256 (旧モハ100-256,モハ100-256)。

旧モハ100-256(元ラシ107F)が履くモハ100形用床板は車体不等沈下を招く不具合品だった。
2エンド側のDT21非動力台車は全くスプリング機構が作用しておらず側受と車体裾が非常に近接している。
原因は導電板にあると思われたが外観に異常は無く分解組立を施しても症状改善に結び付けられなかった。
塗装変更車廃止により101系用床板には多少の余裕が生まれた。
この中から起用確率の低いサハ101形0番代用床板を持ち出し導電板の交換を行っている。
不具合が発生した原因は皆目見当が付かないままながら貴重なモハ100形用床板を復旧させた。




旧モハ100-256(元ラシ107F:旧製品LOT側面窓セル交換,車体不等沈下修正施工)。
※旧製品。

旧モハ100-256はクモハ101-202(ラシ107F:再生産品)の車体更新により保留車へと廻された不遇な車両である。
単に新旧LOT混結ユニット出現を防ぐ名目でモハ100-256(ラシ107F:再生産品)に置き替えられただけだった。
見栄えが極端に悪かった更新前の旧ラシ107F(塗装変更車+再生産品+旧製品)は登場機会が抑制された。
そのお陰もあり旧モハ100-256の車体状態は非常に良好である。
更新入場ではモハ100-256に側面窓セルを供出したのみに等しく今回完全な旧製品仕様へと復帰した。
車体不等沈下も解消され今後非動力車のままでも転用が可能になった。
旧製品車両若しくは弁天橋区仕様車に限られるもののユニット相手さえ決まれば休車指定は解除されるだろう。


[西トタ 定員144]:2-4位側。

再びモハ100-256(ツヌ109F)の作業へと戻り山場の[西トタ]電略標記消去に突入する。
トタ5F(Tc14)出自車は塗装被膜が薄い傾向がありペイントリムーバー式は起用し難い。
現に[モハ100-1006]標記跡には朱色1号塗料被膜を薄くした事で生じた成形色の浮き上がりが見られた。
ラプロス式もサハ100-68,サハ100-227で見事に失敗し[西ムコ]電略標記インレタでの隠蔽に追われている。
ここで参考になったのはユニクリーナー式印刷消去であった。
印刷標記を溶かすペイントリムーバー式に近い方式であるが塗装被膜への影響は小さいらしい。
さっそくモハ100-256にて試験採用に踏み切った。


[千ツヌ]電略標記インレタ転写と[総武・中央線 各駅停車]誤乗防止ステッカー貼付を終えたモハ100-256

極細綿棒にユニクリーナーを浸し[西トタ 定員144]電略標記印刷を擦る。
すると少しずつ標記全体が薄くなり始めた。
まだ力加減が判らず試行しながら作業を進めたため消去完了までにはかなりの時間を要した。
ただ結果は良好で成形色を露出させる確率も低いと思える。
塗装被膜に艶が現れる弱点はベイントリムーバー式よりも軽い。
最後にラプロス#6000を軽く当て艶消し処理を施している。
[千ツヌ 定員144]標記インレタはボナファイデプロダクト製とした。
先のサハ100-68,サハ100-227は完全消去としたが目安が無くなり転写位置決定に苦慮した。
そのためモハ100-256(ツヌ109F)では敢えて[西トタ]標記印刷の一部を僅かに残し転写時の負担を軽減させている。
最後に側面用[総武・中央線 各駅停車]誤乗防止ステッカーを隔扉毎へ貼り付け全工程を終えた。




モハ100-256(ツヌ109F:モハ100-1006 モハ100形0番代復帰,再生産品LOT狭幅Hゴム支持印刷再現側面窓セル交換,[総武・中央線 各駅停車]誤乗防止ステッカー貼付施工)。

初採用したユニクリーナー式印刷消去は相応の答を得られた。
ここは実践された諸先輩方に感謝である。
綿棒の捌き方に課題を抱えるがATS標記変更にも繋がると思う。
側面用[総武・中央線 各駅停車]誤乗防止ステッカー貼附位置は実績が掴めずツヌ101F-1,ツヌ110Fに倣った。
未貼付であればお手上げだがほぼ同時期の津田沼区在籍及び借入編成であり当たっている事を願う。
モハ100-256(ツヌ109F)の竣工と同時に在籍車から101系1000番代が一旦消滅した。
1978年3月現在では中野区にクモハ100-1014+モハ101-1015が在籍していた。
101系1000番代の再登場はカノ1F(Mc178)の組成に踏み切るかが鍵を握る。
◆カノ1F:Mc178-M’255-T’c51+Tc59-M238-M’231-T229-T’95-M1015-M’c1014(1978/3)。


モハ100-256+サハ101-291 (ツヌ109F:再生産品LOT側面窓セル装着車+旧製品LOT側面窓セル装着車)。

ツヌ109Fは両端ユニット4両が朱色1号車両だった。
よってモハ100-256の次位にはサハ101-291(旧製品←旧サハ101-296:元ツヌ107F)が配される。
たまたまツヌ109F用組成準備車(黄色5号)はツヌ107F(Tc83)の車両更新により捻出された旧製品車両が大半を占めた。
朱色1号車両への狭幅Hゴム支持印刷再現側面窓セル装着は初であり側面見附の予想が付かなかった。
思いの外馴染むように見えサハ101-291との混色連結部も違和感は抱かない。
むしろ101系800番代LOT側面窓セルを上回ったと感じられ再生産品LOT狭幅Hゴム支持車への変更は的中してくれたと思う。
残る101系800番代LOT側面窓セル装着車も同様の見附に改められるか検討したい。




元サハ101-291(廃車:101系800番代LOT側面窓セル交換施工)。
※塗装変更車。

組み立てを保留していた元サハ101-291には101系800番代LOT側面窓セルが装着された。
当初は元サハ101-209へ転用するつもりだった。
しかしモハ100-256での結果を受け気が変わっている。
仮に側面窓セルの遣り繰りが難しくなった場合には初期計画へ戻せば良い。
今後はクモハ100-191(ツヌ109F)用再生産品LOT狭幅Hゴム支持印刷再現側面窓セルの捜索に追われると思う。
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