試運転 ~TRIAL RUN~

初心者の拘りと見切りが激しい自己責任による鉄道模型軽加工記録

モハ101-237,サハ101-296[ツヌ107F] 車両更新 (モハ101-91[ツヌ118F] 改番,モハ101-91[ツヌ118F] サハ101形200番代編入,床板交換施工) ※'再生産品

2018-06-09 22:11:33 | 国鉄/JR101系
形式変更。

これまでにKATO製国鉄101系ツヌ107F(Tc83:旧製品)は4両の車両更新が完了した。
今入場での更新対象は6,7号車を飛ばし8,9号車のモハ101-237,サハ101-296(旧製品)を選択している。
但しサハ101-296(ツヌ107F:旧製品)はサハ101形200番代のままツヌ109F(Mc202)への異動が確定していた。


国鉄101系サハ101-296(ツヌ107F)。
※旧製品。

ツヌ118F(Mc155)を構成するサハ101形はサハ101-108,サハ101-233の2両である。
ご丁寧にサハ101形0番代とサハ101形200番代が組み込まれる少数派の編成がプロトタイプに選ばれた。
そのため組成や車両異動では所要となるサハ101形200番代への編入に苦しめられ続けている。
サハ101-86,サハ101-245(再生産品)への車両更新を終えたツヌ107Fだがサハ101-296(旧製品)が未更新で残された。
既に十三代目ツヌ118F(Mc155:再生産品)を構成していたサハ101-108,サハ101-233は消滅してしまった。
そこで同一車体が使用されているモハ101形をサハ101形200番代へ編入する。


モハ101-91(ツヌ118F)。
※再生産品。

ツヌ109F用組成準備車の10両編成化に向け中古製品(朱色1号車両)を捜索していた。
車両操配でモハ101形+モハ100形が余剰になると思えたがサハ101-296(ツヌ107F)用種車が不足すると後で気付いた。
余剰車と早合点した旧モハ101-206+旧モハ100-199(元ツヌ107F:旧製品)は既にツヌ102F-1(M206)へ異動済だった。
モハ101-91(ツヌ118F:再生産品)もモハ101-237(ツヌ107F)への改番が内定している。
また他編成とのユニット交換はツヌ102F(Tc75)が全車旧製品車両で揃っているため気乗りしない。
車両更新が行き詰まると思われた矢先に中古製品のモハ101-91(ツヌ118F:再生産品)を発見した。
折しもサハ101-245(←サハ101-233:ツヌ118F)の竣工直後に回着しツヌ107Fは車両更新が継続可能となった。
なお部品取用途ではあるが同時にクモハ100-39(トタ5F:Tc14)も押さえられた。
これでツヌ109F用組成準備車は1両の確保を残す地点まで来ている。


入工中のモハ101-91(ツヌ118F)。
※再生産品。

先ずサハ101-296の車両更新から開始した。
モハ101-91(ツヌ118F)には予備品のサハ101形200番代用Assy床板を起用しサハ101形へ形式変更する。
このサハ101形200番代用Assy床板は再生産品LOT品である。
よってサハ101-296はAssy車体組立車同等となるがツヌ107Fの車両更新には全く支障しない。
DT21非動力台車には予備品,発生品が無くモハ101-91(ツヌ118F)用を転用し代わりにモハ101形用床板が単独保管品へ廻った。
KATO製101系では余剰車の発生を防ぐよう努めてきた。
過去の廃車は元クモハ101-194(元ツヌ110F-2:Mc194クモハ101-155:旧製品),元クモハ100-108(元ツヌ118F:旧製品)に留まる。
その影響により元モハ101-91(ツヌ118F)用床板を加えても各種保守部品は殆ど持ち合わせていないに等しい。
側面窓セル窓サッシ印刷の劣化にも苦慮しており部品取車を確保する必要性が急速に高まっていると思う。


形式変更に備える元モハ101-91

サハ101形200番代用床板の装着で元モハ101-91はサハ101形200番代と同等の外観に変わった。
ラプロス式で車両番号標記印刷を消去し形式変更に取り掛かる。
サハ101形用組標記を活かすため[サハ101-296]は古インレタに切り替えた。
これで1-3位側,2-4位側とも[サハ101-]+[2]+[9]+[6]で揃えられるはずだった。
ところが2-4位側で[サハ101-296]を失い修正転写中には[サハ101-296]までが崩れた。
執念で[サハ101-296]へと修復しどうにか標記成立まで漕ぎ着けている。


[[サハ101][-][2][9][6]]:2-4位側。

継ぎ接ぎの車両番号標記にしてはまともに見える。
但し古インレタ使用時には付き物となる転写糊除去が必要だった。
ゴム系接着剤巻き取り用の爪楊枝で標記部限界まで清掃を施した。
古インレタは耐性が落ちているため作業には細心の注意を要する上に修復したばかりの標記も乱してはならない。
余り攻める訳にも行かず[サハ101-296]周囲には僅かな転写糊が残ってしまった。
しかし[サハ]標記インレタ残数には限りがあるためこれ以上の深追いは取り止めとした。




サハ101-296(モハ101-91 サハ101形200番代編入,床板交換施工)。
※再生産品:車両更新。

竣工したサハ101-296(ツヌ107F:再生産品)ではベンチレーターの傾きが生じていなかった。
十三代目ツヌ118Fと追加投入したモハ101-91(ツヌ118F)には微妙な製造時差があると思われる。
車両番号標記インレタ転写に時間を割かれたがこのまま更新作業を続行した。
次の入場車もモハ101-91となったがこちらはモハ101-91(ツヌ118F:Mc155)が出自である。
ただ形式変更を行わないため改番だけの工程に限られる。
使用するインレタも新台紙に戻ることからモハ101-237(ツヌ107F)の竣工は早いと思われた。


入工中のモハ101-237,モハ101-91 (ツヌ107F,ツヌ118F)。
※旧製品,再生産品。

今回から車両更新対象車を同時入場させている。
モハ101-237(ツヌ107F:旧製品)もツヌ109Fへの異動対象車だが今入場で特に施す項目は無い。
だがバラ標記インレタ転写に切り替わったサハ101-86(←サハ101-108:ツヌ118F)以降から都度車両番号の確認に追われた。
サハ101-245では1桁の転写を終える度に車両異動計画表を見直している。
余りに効率が悪いため同一車両番号となるモハ101-237を手元に置き確認作業を廃止した。


[モハ101-91]:1-3位側。

車両番号標記印刷消去は1-3位側が中途半端な状態に陥り印刷痕なのか成形色が透けているのか区別がつかなくなった。
ただ車両番号標記インレタで誤魔化せると考え消去作業を打ち切った。
ところがその[モハ101-237]標記転写でも再び苦戦している。
当初は1-3位側,2-4位側とも[モハ101-]+[2]+[3]+[7]で統一する予定だった。
しかし今度は1-3位側で[モハ101-237]が崩れてしまい構成の変更を要している。
幸いにして[モハ101-237]が生き残ってくれたため組標記の一部を起用し[モハ101]+[-23]+[7]で落ち着いた。


[[モハ101][-23][7]]:1-3位側。

課題だった[モハ101-237]の間は上手く詰められたと思う。
サハ101-296では[サハ101-296]の転写後にインレタが崩れたため目安を着け易かった。
一方モハ101-237は転写進行中に剥離が生じてしまい少々事情が異なる。
インレタ構成を見直した際に[モハ101-237]を持ち出したのは間隔を合わせるためだった。
失敗すると全てを失う危険が付き纏うが今回は吉と出ている。




モハ101-237(ツヌ107F:モハ101-91 改番)。
※再生産品:車両更新。

今入場ではインレタ転写の不安定さが目立ち比例して作業時間も大幅に延びている。
ツヌ107Fの車両更新車はようやく半数を越えたもののまだ4両が未入場で残る。
更にはツヌ109F組成準備車入場車も待ち受けるため今後に不安を抱かせる結果となった。
車両番号標記の崩壊は新旧インレタに関わらず生じさせており技術的な問題と言える。
新インレタが尽きる様な事態に陥らないよう工夫するしかない。


サハ101-296+モハ101-237 (ツヌ107F:元モハ101-91+元モハ101-91)。
※再生産品。

波乱含みとなったが無事モハ101-237,サハ101-296(ツヌ107F:再生産品)が竣工した。
種車都合からサハ101-296は出自が異なる形式変更車となった。
ただ外観は十三代目ツヌ118Fと変わらずツヌ107Fの編成見附を乱す事態には至っていない。
モハ101-91(元ツヌ118F),元モハ101-91(元ツヌ118F)が連なる8,9号車だがその面影は殆ど伺えない思う。
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