源平の史跡を訪ねて

全国いたるところにある源氏と平家の史跡を訪ねています。少しだけ源氏物語の史跡も紹介しています。

27日大河「安宅の関」

2005-11-28 00:14:52 | 大河「義経」
   (勧進帳を読む弁慶像は、史跡・安宅の関に隣接している住吉神社にあります)

今日の「義経」を見るために安宅関は、ぜひ見ておきたいと先日訪問しました。そして、ドラマ「安宅の関」を8時と10時の再放送と2回見てしまいました。
松平・弁慶の熱演に答えるかのように関守・富樫もよかった。二人のやり取りは見ごたえがあり、筋書きが分かっているのにハラハラしました。

「・・・それつらつらおもんみれば、大恩教主の秋の月は、涅槃(ねはん)の雲に隠れ、生死(しょうじ)長夜の長き夢、驚かすべき人もなし。・・・・」とむかし、聖武天皇の建立された霊場を再建するいきさつを、もっともらしく作り上げて、天にもひびけとばかり読み上げる弁慶。強力に変装した義経を富樫が見破るが、弁慶は「お前の盗み癖は直らぬか」と主君・義経を金剛杖で打ちつける弁慶の目に涙。それを見た富樫は弁慶の機転と忠誠心に打たれ、義経一行の関所通過を許す。

勧進帳の話は、色んな義経伝説を組み合わせて出来ているようです。安宅の関を通過するため、弁慶が単独で関守の富樫に会った。義経が見破られそうになり弁慶が義経を金剛杖で叩くのは「如意の渡し(富山県高岡市)」での出来事のようです。