鎌ヶ岳（武平峠コース）

　鈴鹿の山並みの中でひときわ威容を示す「鎌ヶ岳（1161m）」に登ってきました。　新調したステッキの使い勝手を試す良い機会です。
　冬季通行止めとなっている武平トンネルの手前に車を止め、まずは峠まで続く沢のような道を登っていくと右は御在所岳、左は鎌ヶ岳の看板に出会います。ここから登山道に入りどんどん高度を稼いでいくと、知らぬ間に途中から尾根道を歩いていることに気がつき、狭いところでは１ｍほどのやせ尾根と、風化によって崩落したがけも見られました。大阪湾と伊勢湾の分水嶺を進み、さらには岩をよじ登り、最後の難所を備え付けのロープと鎖に命を預けて頂上となりました。



　頭上は雲ってはいるものの心配していたガスも晴れ、東方面には日に照らされた伊勢平野の町並みが見て取れました。

　小休止の後、軽く食事を取って下山を始めましたが、鎖場の急な傾斜にはステッキも役立たず、泥まみれの鎖を頼りに滑り降りていくしか術がないほどでした。



　今回は初めての鎌ヶ岳だったので一番楽なコースを選んでしまいましたが、次回は時間に余裕を持ってもっと下から挑戦してみようと思います。

　武平峠（1時間10分）山頂（1時間）武平峠