38歳からの出産、育児

38歳、高齢出産しました。

出産まで (2)

2010-12-03 15:59:44 | 出産
 41週1日の朝、お腹が周期的に張るような気がしました。痛みはありませんでした。念のため掃除をしながら9時半から10時半まではかってみると10分間隔でした。入院に備えてキャリーケースに荷物を詰め終ったら11時でした。やはり10分周期でお腹が張るので病院に電話をすると、とりあえず入院準備をして来るようにとのことでした。一人で荷物をガラガラ引いて近くの幹線道路まで歩いていきました。流しのタクシーがつかまらなかったので電車で行こうかと一瞬思いましたが、駅まで歩くのが面倒だったので電話でタクシーを呼びました。この時はまだまだ余裕があり、タクシーの中で運転手さんに「そろそろですか?」と聞かれ「そうかもしれませんねー」とのんびり答えたりしていました。
 病院に着いたのは11時40分でした。診察では「子宮口もまだ後ろだし先週とあまり変わっていないようですが、もう予定日を過ぎているし陣痛室で様子を見ましょう」と言われました。病棟の助産師さんが車椅子を持って外来まで迎えに来てくれたのですが、調子が良かったので歩いて病棟に行きました。
 陣痛室で着替えて胎児心拍陣痛モニターを装着してもらいました。この時は8分ごとにお腹が張っていたのですがあまり痛みはなく、お腹が張るとモニターに山ができるのを面白いなあと思って眺めていました。誰にもまだ連絡していなかったので、夫に陣痛室に入ったことをメールしました。お昼を食べていなかったので売店におにぎりを買いに行こうか迷っているうちに、13時頃から陣痛の間隔が短く強くなりました。「来院する時食べ物を買ってきて」と夫にメールしました。陣痛の最中はとてもメールを打てず、陣痛の合間に急いでメールしました。
 13時半頃バシャ、ザーッという感じがして破水しました。助産師さんが「破水かどうか確認しますね」と当てていたナプキンを持っていきました。暫くして「やはり破水でしたね」と行って戻ってきました。お産セットからT字帯を出してきて付け替えてくれました。痛みがどんどん強くなってきて、上を向いても横を向いても四つんばいになっても辛かったです。陣痛の合間は一息つけるのですが、お腹の圧を示すモニターの山がだんだん上がってくるに従ってお腹がギューッと絞られるように痛むのでした。私には付き添いが誰もいないからということで、実習中の看護学生さんがついてくれたのですが、陣痛が来るたびに学生さんの細い腕をギューッと握らせてもらって何とか耐えていました(学生さんに感謝しています!)。湯たんぽをもらってお腹に当てるとちょっと楽になりました。時々助産師さんが診察に来ましたが、内診自体よりも診察のために仰向きに姿勢を変えるのが辛かったです。14時頃夫が仕事を切り上げ食べ物を持ってきてくれたのですが、もう食べる余裕はありませんでした。肩をさすってくれたのですが、肩をさすられるのも辛くて「何もしなくていいよ」などと勝手なことを言っていました。
 14時半頃、段々痛みが下におりてきて、腰が痛く、大きなウンチが詰まっているような感じになってきました。その旨を学生さんに伝えると助産師さんに知らせに行ってくれ、診察がありました。子宮口が全開大しているとのことでした。一旦胎児の心拍が落ちたとのことで、分娩室に車椅子で移動になりました。向かいの部屋に行くだけなのに、辛かったです。