38歳からの出産、育児

38歳、高齢出産しました。

五ヶ月になりました

2010-12-03 23:30:15 | 0歳
●寝返りができるようになりました。うつ伏せでの前進はできず、バタバタとしてもどかしそうです。
●大人が食事をしているところに興味を示すようになりました。離乳食をはじめたところです。
●夫が帰ってくると大喜びします。ちょっと悔しい気もしますが、夫が喜んで息子の世話をしてくれるので助かります。
●たかいたかいが大好きです。
●寝る前にミルクを飲んだら朝まで眠るようになりました。
●今月から復職することになりました。産前休暇に入ってからはじめたブログですが、またのんびり続けていこうと思います。

出産まで (3)

2010-12-03 17:54:15 | 出産
 分娩台はクッションが効いており両側にハンドルもついていて、ここで仰向けになりつつハンドルを握って陣痛に耐えるのが一番楽でした。いきんで下さいね、と助産師さんに言われたのですが、私はいきむということがわかっておらず、陣痛の度にウンウン言っていただけでした。助産師さんが診察にやって来て「陣痛室の方がいきみやすいですか?戻りましょうか?」と言ってくれたのですが「ここが一番楽です」と言って分娩台の上にいました(胎児の頭が全然降りてこないのを、いきみが足りないからだと助産師さんが考えてそう言ってくれたのだと思います)。
 暫くしてベテラン風の先生がやってきて、助産師さんに「全開大は何時?」と聞きながら時計を見上げました。16時半になっていました。内診して「回旋異常はないみたいだね。恥骨に引っかかって降りてこないんだろう。恥骨をうまく外すようにして誘導してやれば出てくるよ」と助産師さんに言い、息子の頭のあたりを触りながら、「こっちにむかっていきんで下さい」と私に言いました。この時はじめていきむということがわかりました。ウンチを出す時のように力を入れるべきだったのですね...。何度かいきみました。先生たちの会話が聞こえてきました。
「すぐそこに見えるけど、それは産瘤だね。まだ頭は高いね」
「あまり進まないね」
「大横径はどれ位だった?」
「過強陣痛です」
「lateが出ています」
「またlateが出ています。今度は長いです」
「小児科の先生も呼んで。吸引器準備できてる?」
「ガウン着るから」
この頃はもういきむのも辛くなってきて、早く終わってくれることを願うばかりでした。胎児の状態もあまり良くなさげな雰囲気で、私の気分も沈んでいきました。
「吸引するので、切開しますね」
と言われ、会陰部に麻酔の針が刺さる感覚とパツン、とハサミが入る感覚がしましたが痛みは感じませんでした。会陰部をめくるようにして息子の頭にカップをパチパチ嵌めている感覚がしました。次の陣痛が来たときに「はい、いきんで、その調子」と言われながらいきむと、カップに引っ張られながらスーッとコルク栓を抜くように息子の頭が出てきて、急に楽になりました。引っ張られるというよりは、いきむのを助けてもらうような感じでした。
「肩甲骨が引っかかっている。McRoberts!」
と言われ、一斉に他の先生や助産師さんが私の太ももをお腹につけるように曲げました。「もう一回いきんで」といわれ陣痛に合わせて最後の力を振り絞っていきむと、息子の肩が出てきたのが見え、今度はスッキリ楽になりました。続いてニュルニュルと胴体、足が出てきました。臍の緒を切った後、息子は布にくるまれて私の背後の方に連れて行かれ、暫くして息子の泣き声が聞こえました。
 助産師さんがずるずると胎盤を引き出してくれました。何かが出ていく感覚はわかるのですが痛みはありませんでした。その後、傷を先生が縫ってくれました。奥の方は麻酔が効かないから少し痛いですよ、と言われました。確かに針を刺している感覚がありましたが、先ほどの痛みに比べると何でもありませんでした。外陰部を縫われているときは麻酔のおかげで殆ど痛みがありませんでした。傷が深いと先生が会話しているのが聞こえました。
 「あそこだったから引けたけど、もう少し頭が高かったらダブルセットアップだったね」
「昔だったら母児ともに多分助からなかったケースだね」
と吸引してくれたベテラン風の先生が他の若い先生に話しているのが聞こえました。
 最後にベテラン風の先生が
「お母さんも赤ちゃんも最後ちょっと疲れていたので吸引器で助けましたが、赤ちゃんは元気ですよ」と説明してくれました。

出産まで (2)

2010-12-03 15:59:44 | 出産
 41週1日の朝、お腹が周期的に張るような気がしました。痛みはありませんでした。念のため掃除をしながら9時半から10時半まではかってみると10分間隔でした。入院に備えてキャリーケースに荷物を詰め終ったら11時でした。やはり10分周期でお腹が張るので病院に電話をすると、とりあえず入院準備をして来るようにとのことでした。一人で荷物をガラガラ引いて近くの幹線道路まで歩いていきました。流しのタクシーがつかまらなかったので電車で行こうかと一瞬思いましたが、駅まで歩くのが面倒だったので電話でタクシーを呼びました。この時はまだまだ余裕があり、タクシーの中で運転手さんに「そろそろですか?」と聞かれ「そうかもしれませんねー」とのんびり答えたりしていました。
 病院に着いたのは11時40分でした。診察では「子宮口もまだ後ろだし先週とあまり変わっていないようですが、もう予定日を過ぎているし陣痛室で様子を見ましょう」と言われました。病棟の助産師さんが車椅子を持って外来まで迎えに来てくれたのですが、調子が良かったので歩いて病棟に行きました。
 陣痛室で着替えて胎児心拍陣痛モニターを装着してもらいました。この時は8分ごとにお腹が張っていたのですがあまり痛みはなく、お腹が張るとモニターに山ができるのを面白いなあと思って眺めていました。誰にもまだ連絡していなかったので、夫に陣痛室に入ったことをメールしました。お昼を食べていなかったので売店におにぎりを買いに行こうか迷っているうちに、13時頃から陣痛の間隔が短く強くなりました。「来院する時食べ物を買ってきて」と夫にメールしました。陣痛の最中はとてもメールを打てず、陣痛の合間に急いでメールしました。
 13時半頃バシャ、ザーッという感じがして破水しました。助産師さんが「破水かどうか確認しますね」と当てていたナプキンを持っていきました。暫くして「やはり破水でしたね」と行って戻ってきました。お産セットからT字帯を出してきて付け替えてくれました。痛みがどんどん強くなってきて、上を向いても横を向いても四つんばいになっても辛かったです。陣痛の合間は一息つけるのですが、お腹の圧を示すモニターの山がだんだん上がってくるに従ってお腹がギューッと絞られるように痛むのでした。私には付き添いが誰もいないからということで、実習中の看護学生さんがついてくれたのですが、陣痛が来るたびに学生さんの細い腕をギューッと握らせてもらって何とか耐えていました(学生さんに感謝しています!)。湯たんぽをもらってお腹に当てるとちょっと楽になりました。時々助産師さんが診察に来ましたが、内診自体よりも診察のために仰向きに姿勢を変えるのが辛かったです。14時頃夫が仕事を切り上げ食べ物を持ってきてくれたのですが、もう食べる余裕はありませんでした。肩をさすってくれたのですが、肩をさすられるのも辛くて「何もしなくていいよ」などと勝手なことを言っていました。
 14時半頃、段々痛みが下におりてきて、腰が痛く、大きなウンチが詰まっているような感じになってきました。その旨を学生さんに伝えると助産師さんに知らせに行ってくれ、診察がありました。子宮口が全開大しているとのことでした。一旦胎児の心拍が落ちたとのことで、分娩室に車椅子で移動になりました。向かいの部屋に行くだけなのに、辛かったです。

産前・産後の体の変化など

2010-12-03 13:00:09 | 妊娠
●抜け毛
 妊娠5ヶ月位から抜け毛が多くなったのですが妊娠後期には少なくなりました。産後3ヵ月位からまた抜け毛が多くなり、今に至ります。分け目が目立つようになってちょっとさびしいです。
●乳房
 妊娠3ヶ月頃から張ってきて、産後授乳していた時が一番張っていました。赤ちゃんが吸うので乳首がサルのおっぱいのように伸びました。私は産後2ヶ月位から乳汁が出なくなってきたので、それに従い段々しぼんできて、元のサイズになりました。ただ、乳首は伸びたままです。
●肌荒れ
 妊娠5、6ヶ月の頃はお腹、背中、手足の肌がかゆくなったり、ガサガサに乾燥したりしました。ボディローションでも全然改善しなかったので、最後はハンドクリームを塗っていました。7ヵ月頃には改善しました。
●匂い
 悪阻が酷かった3ヵ月~5ヶ月にかけては、水道水の匂い、コーヒーの匂いも気持ち悪かったです。シャンプーやボディーソープの匂いも気持ち悪く、無香料のものが有難かったです。産後は飲食物の匂いは全く気にならなくなりました。シャンプーや化粧品や香水の匂いはもうあまり好きではなくなってしまいました。
●妊娠線
 お臍より下にできてしまいました。ここが一番膨らむ箇所だからできるのですね...。これに関してはもう諦めています。
●体重・体型
 非妊時より10kg増えて出産しました。分娩直後は5kg減り、1ヶ月健診時は元の体重に戻りました。しかし体型は元に戻らず、非妊時に穿いていたズボン類はもう全然入りません。これももう諦めようと思います。(産後用の骨盤を締める下着を出産前に買ってはみたのですが、産後は暑い時期で、身に付ける気力がありませんでした)。
●出血
退院時には悪露の量は、普通のナプキンで間に合う位の量になりました。徐々に減っていき、産後2ヶ月でほぼなくなりました。
●月経
産後5ヶ月で再開しました。