地福寺ブログ

地福寺は、宮崎県延岡市の山あいにある曹洞宗のお寺です。
永代供養のご相談も承ります。

ルンビニーの花園

2010-03-19 11:27:31 | 周囲の自然
キリストさんの誕生日は、誰でも知っている12月24日ですね。
それに比べてると「お釈迦様の誕生日は?」と聞かれてスパッと答えられる人は、
結構少ないでしょうね。私もお坊さんになる前はそうでした。
ちなみにお釈迦様の誕生日は4月8日です。
右手を挙げて天を指し、左手で地を指して「天上天下唯我独尊」と言っている姿を表した誕生仏に、小さな柄杓で甘茶をかけたりしますね。
ルンビニーの花園でお釈迦様がお生まれになると、あたり一面、花が咲き、
天からは甘露が降りそそいだと言われています。

ルンビニーほどではないにせよ、ここ地福寺でも花が沢山咲きます。
花が咲くと、春がやってきたことを実感できます。
あちこちで花が咲き始めて、撮影とブログでの紹介が追いつきません(笑)。

これはモクレンの花。
昔、「木蘭の涙」という歌がありましたね。(スターダストレビュー好きです♪)
ちなみに、歌のほうは「モクラン(木蘭)」で正解。花のほうは「モクレン(木蓮)」です。
中国では、蘭の花に似ているから木蘭と呼ばれ、日本ではハスの花に似てるから木蓮と呼ばれるそうです。
日本でも昔は木蘭と呼んでいたそうですから、ややこしいですね。
ちなみに白いのは「ハクモクレン」で「ハクモクラン」じゃないんですね。


うちにあるのはコブシとの交雑種かなあ?
よく判りませんが、ウィキペディアに似たような写真がありました。
このモクレンは庫裡の裏手、以前は畑だった場所に生えています。
どこか目立つ場所へ移してあげたいのですが。



その畑の脇に立つモモ。


この写真は、朝とりました。
花を写す場合は、真上からの光よりも斜光線のほうが、
花弁を透過する光が綺麗に見えるから、朝か夕方がよいと、
昔カメラをいじっていたころに聞いたことがあります。


なんだか桜みたいにも見えますが、このあと実もつける、元気な木です。
綺麗に撮れていますでしょうか?



こちらはハナズオウ。うちの家族はスオウと呼んでいますが、
スオウは豆が取れるシダのような植物なので、近い種ですけれども、ちと違います。


以前、紹介した桃の木の横に並んでいます。
染料やら取れるんじゃないかと思うくらい、鮮やかな赤紫です。


葉っぱは大人の手のひらくらい大きいのですが、冬のうちにほとんど落ちてしまいます。
そして枝から直接花が咲くんですね。知りませんでした。


このブログ、結構、植物のうんちくを語っているようですが、私は全く詳しくありません。
時には間違った情報を、さも正しいように書いてあることがあるかもしれませんから、
あやしい和尚さんの言葉には、ご用心、ご用心(笑)。

ここに住むようになって、植物をもっと知りたいと思うようになりました。
せめて家の周りにある草木くらいは人に説明できるようになりたいなあ。

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