地福寺ブログ

地福寺は、宮崎県延岡市の山あいにある曹洞宗のお寺です。
永代供養のご相談も承ります。

バイク修理

2014-06-25 14:29:07 | 日常のヒトコマ
今回も、お寺とは関係がない記事だなあ…。
多分に副住職の趣味的な部分が目立つブログです。
読者の皆様、どうぞお許しください




昨日の夕方、下校する息子を迎えに行こうとバイクを用意していた時のこと。

キックでエンジンをかけようとしましたが、なかなかかかってくれません。
(実は1年ほど前からセルモーターの調子が悪く、「バイク屋さんへ出さなきゃなあ」と思いながら、キックでエンジンがかかるなら、まあいつでもいいや…と修理していなかったのです。)

何度めかのキックの際、「ガキッ!」という感じで、キックペダルが動かなくなってしまいました…。

こりゃあまずい。

セルは回らないし、キックでも駄目となればエンジンをかけることができません。
スクーターじゃあ「押しがけ」もできないし…。
自力で動かなければ、軽トラにでも載せて、バイク屋さんへ運ばなければならず、
軽トラがあればよいのですが、我が家は持たないので、ご近所から借りなければなりません。
…それも申し訳ないなあ。

あまり自信はありませんが、とりあえずあけてみよう。
翌朝、お勤めを終え、サッカーW杯の残念な結果を見、子どもたちやカミさんを送り出してから、作業開始です。

昔は、自分のバイクのオイル交換やちょっとした整備は自分でやってましたが、最近はとんとご無沙汰。
工具箱を出すのも久しぶりです。学生の頃が懐かしいナァ。
下手の横好きですが機械いじりが好きで、中学校の技術の先生を目指した時期もありました。


とりあえず、車体の下周りのカバーを外し、キックペダルを外し、分解開始。



へー、こうなってるんか…
写真に写っている、下半分だけの歯車みたいなのが、キックによって動く部品です。
この歯車に接している右側の小さな丸い部品がエンジンを回すのですが、ここが噛みこんでいて動きません。


ここですね。
なるべく傷つけないように、ハンマーで叩きます。
最初は遠慮がちに叩いてましたが、びくともしないので最後にはガンガン叩きました(笑)。


すると、その甲斐あってかなんとか外れてくれました♪


外れた部品を洗浄したのがこの写真。ありゃー、らせん状の歯が一部欠けてます。


…まあ交換する部品もないし、このまま使うかあ。
外れてさえくれればこっちのもの、ということで。
セルモーターも修理するなら、キックは非常用ということになるしね。

グリスを塗って、組み立てたところ。
手で回してみる分には問題なさそうなので、このままいきます!


カバーを戻す前にペダルをつけて試運転。
大丈夫かいな…とエンジンかけてみましたら…かかりました♪
一安心です。



ついでに、駆動系を見てみましょう。
このベルトが、チェーンのかわりです。
左の車がエンジンによって回転し、右の車が後ろのタイヤを回します。


お皿2枚を背中あわせにしたようなプーリーが見えます。
確か、遠心力で広がっていくことで、無段階変速をするような仕組み、だったような…。


完成。
ヤレヤレ。とりあえずキックペダルは無事に動くようになりました。
エンジンもかけることができますから、軽トラで運ばなくてもいいですね。


バイク整備の知識がある人が見たら、「なんてことしてるの!」とお叱りを受けそうな修理ですが、
どうぞご容赦ください。m(__)m



5年ほど前に中古で購入したこのバイク。前の持ち主は三重県の方だそうです。
どんな人が乗ってたんでしょうか。
中古ですから色は選べず、最初は「黄色ぉ?」と思いましたが、
目立つということは、交通安全上とても結構なことだと、今では気に入っています。
幸せを呼ぶカナリアイエロー、なのです(笑)。

息子は後ろに乗るが楽しいみたいだし、お檀家さんを回る際にも大活躍してくれます。
夏のお盆までにちゃんとオイルも替えてあげよう。

おまけ
車体のカバーを止めるのに使っているプラスチックのねじのようなものがあります。
上手なはずし方があるのかもしれませんが、使い捨てみたいで、外す際にどうしても割れてしまいます。
再利用が出来ないので、しかたなく結束バンドで応急処置。
まあ、これでも問題ないでしょう。
このアバウトさがよいのだ。(^^ゞ