地福寺ブログ

地福寺は、宮崎県延岡市の山あいにある曹洞宗のお寺です。
永代供養のご相談も承ります。

施食会法要(せじきえほうよう)

2013-08-04 20:04:33 | お寺の行事
8月2日、毎年恒例の「施食会法要(せじきえほうよう)」が厳修されました。

朝、地区ごとにお供えするお膳を準備します。
美味しそうです♪


準備ができた本堂。まもなく檀信徒の皆さんがやってくるでしょう。


「施食会」昔は「施餓鬼会(せがきえ)」と言われておりました。
年配の方には「セガケ」と言った方が通じるでしょうか。


裏方も大忙し。婦人会の皆さんは、朝から集まってお弁当づくりです。
このお弁当が、集まって下さる檀信徒の皆さんや和尚さんに配られます。

…ところが、途中でプロパンガスが切れる事態が発生!!急いでつけかえしている所です。


法要に先立ち、お説教が始まりました。
今回、ご法話を頂きましたのは、大本山永平寺の布教部副部長・山縣洋典老師です。


ご法話の後に、いよいよ施食会法要が始まりました。
今年も、息子と一緒に法要に出ます。
この日の為に、母が縫ってくれた白衣を着て、いざ出陣です!


親子3代の図。なかなか見られませんよ♪


法要の途中、和尚さん方が右回りにグルグルと回ります。これを行道(ぎょうどう)と言います。
右回りに回ることは、仏様に対する尊敬の念を表しています。
息子も歩いてくれていますね。


ご焼香です。
昨年、本堂の畳替えに併せて、焼香台を購入しました。
去年の施食会までは、総代役員と初盆家の方のみ、須弥壇前でご焼香していただいていましたが、
焼香台に香炉を並べることで、全員が須弥壇前に進み出て焼香できるようになりました。


法要の最後に、本堂にかけていた施食幡を取ってもらいます。
それぞれ、ご自宅の仏壇などにかけて頂きます。
施食幡には、法要中にお唱えした「甘露門」というお経が書かれています。


ご随喜いただいた近隣の和尚さまがたと、ご参詣いただいた皆様のおかげで、
無事に円成することが出来ました。


今年ももうすぐお盆です。ご先祖様を、一年で最も身近に感じる季節です。
どうか、自分につながる沢山のご先祖様に思いを馳せていただいて、
我が命が、自分だけの命ではないということを、改めて感じ取って頂きたいと思います。

生きることへの「感謝」とは、そうした謙虚さから生まれるものではないでしょうか。